モラハラをする人の心理とは?職場も家庭内でもその理由は共通!

モラハラは、夫婦間の間で起こりやすと考えられがちですが、夫婦間だけでなく職場でも起きています。

モラハラは直接的に殴ったり、蹴られたりすることはないものの、言葉や態度であなたを刺激し、精神的に追い詰めていく立派な暴力です。

とくに夫婦生活や仕事は、毎日繰り返されるものです。そんな場所で「お前はダメなやつ」「無能だから」と自尊心を傷つけられてしまうと、生きていくことさえ辛くなってしまいますよね…。

でも、なぜ言葉や態度で精神的に追い詰めていく【モラハラ加害者】になってしまうのでしょうか?

それは、これからモラハラ加害者の心理を紐解いていきますが、モラハラ加害者になってしまう人は『かわいそうで残念』な人だからです。

あなたを卑下するモラハラ加害者の心理を知れば「この人は残念な人だ」と思え、あなたの受け止め方にも変化が起こるかもしれません。

モラハラ被害を受けているあなたからすると、加害者の言動に納得できませんし、世間的にも決して許されるものではありません。

これからお話しするモラハラをする人の心理を理解して、「どうしてこんなことを言うんだろう」と落ち込む気持ちを「はいはい、また言っているわ」くらいの気持ちへ切り替えてみませんか?

そして、あなたの傷ついた心、自尊心を少しでも回復していただけたら嬉しいです。

モラハラに走る理由は?加害者の3つの心理

モラハラ加害者3つの心理とは?

モラハラ加害者は、強い態度や言葉で相手を威圧しますが、その心理はとても幼稚なものということで間違いありません。

結論からお伝えすると、モラハラ加害者の心理は以下3つです。

  1. 自分に自信がない
  2. 相手を支配したい
  3. 自分も被害を受けたことがある

それでは、モラハラ加害者の心理を具体的に解説していきます。

心理1.自信がないからこそ『優位』になりたい

心理1.自信がないからこそ『優位』になりたい

攻撃する相手に対して威圧的な態度を取るモラハラ加害者ですが、実は自分に自信がありません。

自信がないからこそ、被害者に言葉や態度で攻撃して「自分が優位な人間であること」を見せつけるために必死になるのです。被害者を攻撃することで自己肯定感を保っています。

たとえば、モラハラ加害者ほど自分より優位な立場の人の前で萎縮する特徴がありますよね。これも自信のなさの表れなのです。

心理2.相手を支配したい、依存している

心理2.相手を支配したい、依存している

「お前が無能だから俺が面倒を見ている」「こんなバカなやつ、誰も相手にしない」など、モラハラ加害者は被害者を卑下する発言をします。

また、被害者にとって自分は特別な存在であることを見せつけるような発言もみられるでしょう。

しかし、モラハラ加害者がいちばん恐れているのは、あなたを失うことなのです。

職場でも、夫婦関係でも、実はあなたのことを手放したくないという心理があるからこそ、言葉で相手を支配するのです。

心理3.家庭、職場でモラハラを受けたことがある

心理3.家庭、職場でモラハラを受けたことがある

また、モラハラ加害者本人が、家庭や職場でモラハラ被害に受けていたなど、悲しい過去をもっていることも…。

  • 父親から本人、母親がモラハラを受けていた
  • 自分もモラハラ上司に傷つけられていた

このような過去が引き金となって、特定の人物へモラハラをふるってしまうケースもあるのです。

とはいえ同情する必要はありません。

どんなに悲しい過去をもっていたとしても、自分がされて嫌だったことを相手にしてしまうという行為自体、極めて幼稚な考え方ですし道徳的に間違っています。

ほかにも、過去に大切な人から裏切られたからこそ、あなたに対して厳しく接してしまうケースもありますが、『モラハラで相手を支配して、自分の思い通りにする』こと自体、自己中心的な考え方ですよね…。

モラハラ加害者に同情はいらない!倫理的に対処しよう。

モラハラ加害者に同情はいらない!倫理的に対処しよう。

モラハラ被害を受けているあなたは、人の気持ちを汲み取る能力がある優しい心をもった方なのでしょう。

  • きつく当たってしまうのは、何か原因があるのかも
  • きっとストレスが溜まっているのだろう

モラハラ被害を受けながら、「相手も大変なことがあるんだ。私も悪いんだ」と罪悪感を抱いているかもしれませんね。

しかし、モラハラ加害者に同情は不要です。なぜならあなたの心を傷つける人に対して、心で接しても伝わらないからです。

だからこそ、あなたが今モラハラ被害を受けているのであれば、感情で言葉を受け取って対応するのではなく、なるべく『倫理的』に受け止めることをおすすめします。そうすれば、あなたが傷つくリスクも半減されますよ。

まとめ

どんな理由、過去があろうと、人の心を傷つけ、メンタルを蝕んでいく『モラハラ』も立派な暴力です。加害者の心理を知っておけば、あなたも倫理的にモラハラ被害に対応できます。

いちばんの対処法は物理的な距離を開けることですが、「今すぐに離婚や転職はできない…」という方は、今回紹介した心理を踏まえて、倫理的思考でモラハラ被害を対処してみてください。

また、モラハラの証拠集めとして探偵事務所に相談・依頼することも可能です。証拠を集めにくいモラハラ被害だからこそ、プロの目線で嫌がらせの実態を調査してみませんか?