妻と大学生2人のイケナイ恋!夫の怒りが、考えの甘い大学生たちに鉄槌を下し、70万円ずつの慰謝料を勝ち取ったケース
今回ご紹介するのは、妻がバイト先の同僚である大学生と恋に落ち、さらに彼の友達とも体の関係に!という呆れた展開の果てに、夫が両方の学生から慰謝料を勝ち取った事例の顛末です。
※実際の裁判例を基に、詳細を変えて再構成しています。
事の始まりは・・・
夫A氏との間に5歳の息子を持つ妻Y子さんが、深夜のファミレスでバイトを始めたのは、平成15年秋のこと。長い時間を共に過ごす同僚には、大学3年生のMくんがいました。親しく接するうち、2人は恋に落ちてしまいます。
最初のうち、それを知るのはMくんの学友Tくんだけでしたが、半年ほどが過ぎたとき、Y子さんの様子に違和感を覚えた実母がA氏に「娘が浮気しているかもしれない。化粧が派手になっている…」と打ち明けます。
半信半疑でA氏が問い詰めると、Y子さんは「Mくんが好きなの」と認めたばかりか、「お互いに好きで、結婚しようと思っているの!」と驚愕の発言。A氏は唖然としながらも、子供のことなどを持ち出してなんとか説得し、Y子さんは「Mくんとは別れます」と約束するに至りました。
その後・・・
別れを決意したY子さんですが、恋の虜のMくんは、より一層ヒートアップ。「いやだ、好きだ!あなたと結婚したい!」などと口説きに口説きまくり、Y子さんはすっかりその気に戻ってしまいます。
勢いづいたMくんは、なんとA氏に電話して「Y子さんと結婚させてください!ご長男ともども幸せにします!」などと言ってのけるありさま。
その後、3人での話し合いのほか、Mくんの両親も加わって説得しましたが、恋に目がくらんだ2人には通用しません。むしろ反対されたことで燃え上がってしまいます。
その間、Y子さんは自宅に帰らず、MくんがTくんに「数日泊めてあげてくれ」と頼みました。すると、なんてことでしょう、Y子さんはTくんともSEXする関係になったのです。
いざ、裁判へ!
A氏の訴えを受けて、裁判所は、MとTに70万円ずつの慰謝料の支払いを命じました。
当初、Tは「SEXしていません。証拠があるんですか?」と主張し続けたのですが、実はA氏が探偵事務所に調査依頼をしており、下記項目が明らかに。証拠写真も撮られていました。
- 確かにT宅で宿泊した
- 外を歩くとき、TとYは仲良く体を密着させて手をつないでいた
この調査結果に裁判所は、「狭い一室に男女が数日間にわたり同宿し、戸外に出た際には体を密着させて手をつないで歩いていたことなどからして、TとYとの間には肉体関係があったと認めるのが相当」(判決文まま)と判断を下したのです。
加えて「夫との婚姻生活を破壊したことは確実に違法」と判断されました。
さいごに
裁判では証拠が命です。探偵事務所の調査結果がなければ、MとTに対する慰謝料請求は認められなかったでしょう。
決定的な証拠を押さえるには、訓練されて経験を積んだプロの探偵の力を、裁判で勝利する ためには、法律と交渉のプロである弁護士の力を活用しましょう。
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