決定的な写真がなくとも、探偵事務所の報告を根拠に不貞を認定!ビジネス勉強会で燃え上がった夫の恋に、妻が制裁を下したケース

慰謝料請求の裁判事例 突然離婚を切り出す夫 勉強会で学んだ不倫の結果は… #不倫相手に復讐 #行動調査 #裁判では証拠が命

今回ご紹介するのは、結婚して7年、毎月夫が妻に花束を贈っていた睦まじい夫婦に訪れた青天の霹靂です。実はビジネス勉強会・研修や異業種交流会などは、不倫の温床。今回の夫も、勉強会で出会った女性と熱烈な恋に落ち、別居・転職の果てに2人の“愛の巣”を築きます。ラブホの出入りなどはなく、決定的瞬間の写真は取れなかったのですが……最終的には、裁判で妻が慰謝料を勝ち取れたケースです。
※ 実際の裁判例を基に、詳細を変えて再構成しています。

事例漫画001
事例漫画002
事例漫画003
事例漫画004
事例漫画005
事例漫画006
事例漫画007
事例漫画008
事例漫画009
事例漫画010
事例漫画011
事例漫画012
事例漫画013
事例漫画014
事例漫画015
事例漫画016
事例漫画017
事例漫画018
事例漫画019

事の始まりは・・・

A子さんとS氏は結婚して7年。新婚当時、小さなケンカをしたとき花を贈って仲直りして以来、S氏は毎月、妻に花束とメッセージ贈るようになっていました。そんな睦まじい関係だったはずが、今年に入ってS氏の様子に変化が……

A子さんが4月にもらった花束には、“この1か月で、俺の中にいろいろ変化があったよ。今まで騙し騙し働いてきた会社も、もう続けられない”と意味深なメーセージが添えられており、A子さんはてっきり、年始に参加したビジネス勉強会で何か得るものがあって、転職を決めたのだと思っていました。

ところが、同じ頃から、S氏は家の中でやたらスマホを気にするようになり、特にA子さんに画面を見られないよう隠す素振りが始まります。やがて寝室も別になり、その数日後には、S氏から「離婚したい」とメールが。まだ子供も小さく、A子さんが驚いて拒否すると、S氏は「M香と結婚したいんだ!」と爆弾発言。4か月前の勉強会で出会った某社のM香と熱烈に恋愛中で、2人で会社を立ち上げる予定もあると言うのです。

その後・・・

S氏はA子さんと家庭内別居をしながら、外ではM香との関係を深め、ついに会社を辞めて新会社を起業、代表取締役社長はS氏、専務取締役はM香、2人きりの“愛の巣”です。そんな状況に浮かれていたS氏は、家の中でうっかりスマホを置き忘れ、偶然に画面を見てしまったA子さんの目には、M香からのこんな言葉の数々が飛び込んできました。

  • 離婚したいって言ったの? エラいね! 愛している
  • 私たち2人の大事な人生が始まるね
  • 家の中で奥さんの相手しちゃダメだよ、無視しちゃえ
  • 早めに弁護士立てないと、慰謝料の金額が跳ね上がるってよ?
  • 離婚届けを用意した?自分のところはもう記入しちゃいなよ

さすがに離婚を決意をしたA子さんですが、相手に一矢報いらずにいられない!
戦う決意をして、探偵事務所に調査を依頼します。

報告書には、数日間に亘る2人の親密な写真が掲載されていました。

1日め ファミレスで食事。横並びに座り、肩を寄せ合っていた
2日め 居酒屋で食事。腕を組んで店から出て来て、その後は手を繋いで歩いた
3日め 昼休みの公園。レジャーシートに横たわり、S氏の腕枕でM香が寝そべるなど、身体を密着させていた
4日め 喫茶店。出てきた所で、S氏がM香の首にマフラーを巻く

いざ、裁判へ!

裁判所は「不貞行為があったと認める。М香はA子さんに170万円を支払うこと」と判決を下します。

ところがM香は、「自分はSさんのビジネスパートナーで、SEXするような関係ではありません。確かにプライベートで、奥さんと離婚したいという相談には乗っていましたが、それも同僚としての範疇です」と主張。

しかし、裁判所は、新会社という名の密室に常に2人きりであり、勤務時間外も長時間を共に過ごしていること、さらに“愛してる“と言ったり離婚を促すメッセージを送っていること、そして何より探偵事務所の報告書(写真)にある親密な身体的接触を根拠に、S氏がA子さんに離婚を求めた日にはすでに、2人は不貞関係にあったと認定しました。

さいごに

裁判では証拠が命です。

通常、最大の証拠となるのは「ラブホテルへの出入り」や「お泊り」の写真ですが、今回はそれらを確保できませんでした。
M香からの赤裸々な“ラブメッセージ”や離婚要求が証拠になるはず!と思いきや、それだけでは不貞の認定は困難なのです。
しかし、今回も決定打となったのは、探偵事務所による報告書でした。
2人が明らかに親密な仲であることを示す状況写真が根拠となったからこそ、裁判所は「不貞行為あり」と断定しました。

“決定的な証拠”には写真や動画が一番ですが、素人ではうまく撮れなかったり、バレる危険性がありますので、証拠集めは訓練されて経験を積んだプロの探偵にお願いしましょう。裁判で勝利するためには、法律と交渉のプロである弁護士の力を活用しましょう。

探偵・興信所へ調査に関する無料相談をする

  • 調査に関するお問い合せ
  • 調査項目
  • 全国相談窓口のご紹介
  • スマホで見る スマホでサイトを見る
  • スマホで相談 スマホで調査に関する相談をする

ページ先頭へ戻る

All rights reserved, Copyright (C)さくら幸子探偵事務所.