【男女別】結婚の決め手と幸せを掴むための5つの見極めポイント

結婚は人生において大きな決断の一つです。だからこそ「今の恋人と結婚して、本当に幸せになれるだろうか?」「今の彼女が自分の運命の人なのだろうか?」と考えてしまうことがありますよね。

そこでこの記事では、実際に結婚した男女別に、どんなことが結婚の決め手になったのかを紹介していきます。誰もが悩む人生の分岐点だからこそ、実際にどんなことが決め手になったか知ることは、あなた自身の決断を後押しすることになるはずです。

ぜひこの記事を通して、自分は結婚に対して何を大切に思っているかを確認するきっかけにしてください。

この記事を読んでわかること
  • 男女別の結婚の決め手とは?
  • データから読み解く結婚の決め手とは?
  • 幸せを掴むための5つの見極めポイント

女性が考える結婚の決め手とは?

それではまず、一般的に女性が考える結婚の決め手は具体的にどんなものがあるのかを、一つづつ見ていきましょう。

①価値観が合う

結婚の最も大きな決め手となるのが、互いの価値観が合うかどうかです。

例えば、夫はお笑い番組やバラエティを観るのが好きな反面、妻は基本的にニュースやドキュメントにしか興味がないのであれば、それだけで「笑いのツボ」や「興味があるもの」についての価値観が異なることになります。

また他にも、金銭面でしっかりした相手と、あればあるだけ使ってしまう正反対の性質を持つカップルでは、価値観のすり合わせを行わなければ、互いにストレスをためることになり結果的に喧嘩が絶えない夫婦になってしまう可能性があります。

価値観とはその人がその年齢になるまでに、積み上げてきたもの一つ一つで形成されているため、一朝一夕で変えることはできません。

だからこそ、相手と自分の価値観が合うか?もし合わない部分があるのであれば、話し合いなどで互いに歩み寄ることができるか?が結婚の大きな決め手となるのです。

②一緒にいて居心地がいい

一緒にいて自然体でいられる。一緒にいるだけで居心地がいい。そんな風に相手のことを感じられるかも、結婚の大きな決め手の一つです。

結婚は恋人関係のころとは異なり、常にドキドキする関係から、毎日を共に穏やかに過ごしていく関係へと変化していくものです。だからこそ、素の自分をお互いに出せることが大切になります。

誰であっても家が居心地のよい空間であることは、人生を健康的に生きていく中で必要な要素です。そのため何気ない日常で「ああ、自分は素のままでいられるな」「彼と気の置けない関係が心地いいな」と感じた時に結婚を意識するようになるのです。

③経済的に安定している

多くの女性が考える結婚のもう一つの大きな決め手は、経済的な安定です。

結婚し子供を望むのであれば、その後仕事を続けるかはその家族次第でも、一時的に育休や産休で収入が減ることが予想されます。

そうした際に、もし経済的に不安がある場合は「小さいうちは子どもと一緒に居たいな」「育休・産休はしっかりとりたいな」と思っていても実現は難しくなります。

そのため、恋人同士の時はそこまで経済的なことが気にならなかったという人でも、結婚というステージを変えることで、経済的な安心感があるかどうかが結婚に踏み切る一つのポイントとなっています。

④愛情を感じることができる

女性にとって相手から愛されていると実感できる瞬間は、心身を充実させてくれるものです。

そのため例えば「風邪を引いた時に、看病にやってきてくれた」「仕事で行き詰っている時に、真剣に相談に乗ってくれた」など、相手からの確かな愛情を感じた瞬間に結婚を意識することがあります。

今後結婚し長い人生を共に生きるからこそ、愛情を感じられる瞬間があるかどうかは、女性にとって結婚を決断する大きなきっかけの一つとなります。

どんなことに愛情を感じるかは人それぞれではありますが、相手からのあたたかな愛情は、今後の関係性を変える力があるのです。

⑤辛い時に共にいてくれた

辛い時、苦しい時、誰にでも訪れる人生の躓きの際に、そばにいて励ましてくれたという体験は、結婚の大きな決め手となります。

誰しも人生は楽しいことばかりではありません。だからこそ、苦しい時、辛い時に支えてくれて、共に乗り越えたという経験は、互いの将来を意識する大きなきっかけとなるのです。

誰にとっても結婚はゴールではありません。だからこそ、楽しい時だけでなく、苦しい時・辛い時も互いに支え合って生きていく未来を想像できることが「この人とこれからも一緒に過ごしていきたい」「この人となら何が起きても乗り越えられる」と感じ結婚の決め手となるのです。


こうして多くの女性の結婚の決め手を見ていくと、女性は価値観や居心地といった「同じ目線で物事を感じられること」、そして愛情や辛い時に寄り添うといった「相手からの確かな愛情」を感じる瞬間に、結婚を決意していることを読み取ることができます。

もし今結婚に踏み出せないとしたら、こうした決め手の部分を自分と照らし合わせ、現在の自分の状況を確認してみましょう。

男性が考える結婚の決め手とは?

女性の結婚の決め手が分かったところで、次に男性はどんな時に「この人と一緒に生きていきたい」と思うのでしょうか?

①癒される・安心感がある

男性の結婚の決め手で多いのは、一緒にいて癒されると感じたり、安心感を得られるなど精神的な支えに重きを置いている人が多いようです。

多くの男性は、結婚後にドキドキとした刺激を求めるのではなく「一緒にいてホッとできる」「二人でいるだけで癒される」といった心の安定を求めています。

これは仕事で、常に緊張感を求められる場面が多いため、家ではその反動で癒しや安心感を求めているのだと分析することができます。

②料理や家事が得意

男性が結婚を意識する要素として、料理や掃除など日常的な家事が上手にできる女性に対して、結婚を意識する人が多いようです。

例えばお家デートの際に、夕ご飯を作ってくれた彼女に対して、「こんなご飯を、毎日食べることができる生活は幸せだろうな」「いつも家の中が整っていて、一緒に暮らしたらこんな生活ができるのかな?」など、何気ない家事の様子を知るだけで、結婚した後の将来を想像し、相手との未来を意識し始めるのです。

現代では共働きの家庭も多く、家事を女性だけで行うというのは廃れつつある文化ですが、そうした時代背景を考慮しても、男性にとって家事が上手にこなせる女性は魅力的なのです。

③金銭感覚があっている

男性が結婚を考える時、自然と焦点が合いやすいのが互いの金銭感覚についてです。女性の結婚の決め手に「経済的に安定している」という項目があったように、男性の場合は互いに金銭感覚があっているかが重要な決め手となります。

例えば共働きだとしても、あればあるだけ使ってしまうパートナーではその後、妊娠・出産とライフステージが変わった場合に対処できるか不安になるだけでなく、貯金や節約など日常的な部分でも、衝突が起こる未来が簡単に想像できてしまいます。

一緒に結婚式の費用を積み立てる、将来について共に貯金できる、結婚前からこうしたことを二人で行える関係であれば男性側も安心して結婚に踏み切ることができるでしょう。


こうして男性・女性双方の結婚の決め手を見ていくと、男女で結婚を意識するきっかけが大きく異なっていることがわかります。

このため自分の結婚の決め手を見ていくだけでなく、互いに同じ気持ちになるためには異性側の結婚の決め手も知っていくことが必要です。

結婚についてのデータを知ろう

男女の結婚の決め手について知っていきましたが、ここからは結婚についての様々なデータをみていきましょう。

結婚までの交際期間の平均は?

結婚はタイミングや年齢が大事というのは、男女共に変わらない事実ですが、それでは多くの人はどのくらいの交際期間を経て結婚に至っているのでしょうか?「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、

  • 1年未満・・・4.1%
  • 1年~2年未満・・・23.0%
  • 2年~3年未満・・・26.2%
  • 3年~4年未満・・・14.6%
  • 5年~6年未満・・・9.0%
  • 7年以上・・・11.1%

となり、最も多い結婚までの交際期間は2年~3年となり、平均交際年数は約3.3年となりました。(引用:「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」より)

結婚までの交際期間はあくまで人それぞれではありますが、周りの人は一体どのくらいで結婚を考えるのかを知ることは、結婚を考える一つの契機となります。

結婚の平均年齢はいくつ?

次に知っておきたいのが、結婚の平均年齢はどのくらいなのでしょうか?

厚生労働省の人口動態統計によると、2021年の男性の初婚年齢は30.4歳、女性の初婚年齢は28.6歳となっており、年々初婚の年齢が上がっています。(引用:「都道府県別にみた夫・妻の平均初婚年齢の年次推移」厚生労働省HPより)

こうした背景には「独身の自由を失いたくない」「結婚の必要性を感じない」といった「結婚するだけが人生ではない」と考える人の増加が影響しており、その結果晩婚化や生涯未婚率の増加につながっていると考えられます。

結婚相手と知り合ったきっかけは?

最後に付き合った人は多くいるけれど、将来を誓い合う結婚相手とは、どんなところで知り合ったのかを見ていきましょう。

「国立社会保障・人口問題研究所」が2021年に調査した結果によると(引用:「第16回出生動向基本調査」より)、結婚相手と知り合ったきっかけは、

  • 友人・兄弟を通じて・・・25.9%
  • 職場・仕事・・・21.4%
  • 学校で・・・14.1%
  • ネットで・・・13.6%
  • お見合いで・・・9.0%
  • 街中や旅先で・・・5.8%
  • サークル・クラブ・習い事で・・・4.5%
  • その他・・・5.7%

となっており、1位は友人や兄弟を通じてとなり、その後職場や仕事で知り合った人と結婚している人が多くいました。

また最近の傾向としては、2015年の調査ではわずか約1%だったネットでの出会いが13.6%と4位に上がっているのも大きな特徴の一つです。


交際期間や初婚の年齢などは、人それぞれでありこれらの数値はあくまで目安にしかすぎません。

ただ、こうしたデータは「今の自分は一般的にはどんな感じなのだろうか?」「今の時点で結婚を考えるのは遅いのか?早いのか?」などを判断する一つの材料となります。

なにが決め手になるか?いつ決断を下すのか?はあなた自身が向き合う課題となりますが、ぜひ悩んだときや迷った時にはこうしたデータも参考にしてみましょう。

幸せになるために知っておきたい、離婚の決め手とは?

結婚の決め手を見る反面、幸せな決断をするための知識として、離婚の決め手についても触れていきましょう。

離婚を決めた人たちは、今あなたが悩む結婚の決め手を経てゴールインし、何らかの問題で別離を決断しています。幸せになるためにした結婚で、一体何が別れの原因になったのでしょうか?

離婚は一般的にお互いが話し合い、合意の上ですることが多いのですが、その話し合いがこじれた場合は、家庭裁判所が間に入り調停を行うことで離婚にいたる夫婦もいます。

その際に離婚事由について、裁判所が決めた13項目からなにが原因だったのかを選ぶことになるのですが、今回はその具体的な理由と数値から離婚の原因について考えてみましょう。

まずは妻側の離婚事由ですが、総数は1367人

  • 1位・・・性格が合わない(576人)
  • 2位・・・暴力をふるう(378人)
  • 3位・・・生活費を渡さない(357人)
  • 4位・・・精神的に虐待する(283人)
  • 5位・・・異性関係(211人)

男性側の離婚事由は、総数619人

  • 1位・・・性格が合わない(378人)
  • 2位・・・その他(110人)
  • 3位・・・精神的に虐待する(92人)
  • 4位・・・暴力をふるう(95人)
  • 5位・・・異性関係(82人)

という結果になりました。総数を見ると女性からの申し立てが男性の2倍になっていることがわかります。(参照:「婚姻関係事件数≪渉外≫申立ての動機別申立人別」全家庭裁判所・令和2年司法統計より)

また離婚事由については、男女ともに性格の不一致が圧倒的1位となっており、結婚の決め手の際にも登場した「価値観」や「性格」といった部分の違いが、結婚生活に大きな影響を与えていることが分かります。

また男性側の2位は「その他」となっている反面、女性のその他は6位で136人となっており、男性側は一般的な離婚事由ではなく個人的に引っ掛かる部分があり離婚に至る人が多いということを読み解くことができます。

幸せを掴むための5つの見極めポイント

女性側の結婚の決め手や、男性が考える結婚の決め手、そして結婚の悲しい結末の一つである、離婚の決め手と原因を知ったところで、最後に幸せな結婚生活を送るための5つの見極めポイントを紹介していきます。

今の恋人はこのポイントが当てはまっているか?どんな部分をチェックしておくと安心か?ぜひ結婚について悩んでいる際に参考にしてみましょう。

ポイント①:自分だけでなく、自分の大切なものを尊重してくれるか

自分自身だけでなく、自分が大切に思うこと、大切にしているものを尊重してくれるか?というのは、結婚相手を見極める大きなポイントです。

例えば漫画の収集が趣味であれば、一緒になって趣味を楽しんでくれるだけでなく、もし興味がなくても相手の大切にしている趣味を理解し尊重してくれる相手なら、結婚生活の中でも同じように自分の家族や今後大切になることを一緒に尊重し大切にしてくれる未来を想像することができます。

これとは逆に、相手の趣味や大切にしているものをくだらないと決めつけたり、自分の価値観に無理やり染めようとしてくる相手であれば、結婚生活全般にこうしたことがみられる可能性があります。

人生を生きる中で、誰にでも「これだけは欠かせない」「これがないと生きていけない」と思うものはあるものです。だからこそこうした部分を付き合っている間でも、大切にしてくれるかは結婚するかどうかの大きな見極めポイントとなります。

ポイント②:自分以外の人にどんな風に接しているか

恋人の自分ではなく、自分以外の人にどんな態度をとっているか?という点も結婚する際には相手を見極めるポイントとなります。

例えば、外出先のレストランで店員に対していつも横暴な態度をとっていたり、友人関係で明らかに特定の人物に対して嫌悪感のある行動をしている場合など、相手に対して態度が大きく変化する相手は注意が必要です。

こうした人は、自分の中で他人に対しての序列を作っていることが多く、恋人同士の時は優しくうまくいったとしても、結婚した後に態度が豹変してしまう可能性を秘めています。

ポイント③:自分のことは自分で行えるか

現在は昔とは異なり、共働きで働く家庭が多くあります。今後自分たちがどうなるかわからないからこそ、自分のことは自分で行える能力があるか?家の事や自分のことをやる気があるか?も結婚前にチェックしておきましょう。

例えば、一人暮らしの部屋はいつも散らかっていて、洗濯や自炊などを全くしていない相手では、今後結婚したとしても自分にばかり負担がかかってしまうかもしれません。

またまだ独身だからこそ、実家で生活している場合もあり、この場合はそもそも家事自体をしたことがないかもしれません。

自宅を訪問した際に、いつも自分に家事や掃除をして欲しがったり、女性側がこうした雑事を担うのが当たり前だと考えている場合は、話し合いで解決できるか?考え方を変え、協力できるか?を判断することも後悔しない結婚をするには大切です。

ポイント④:金銭感覚がおかしくないか

結婚するかどうかの大きな見極めの一つに、金銭感覚がマヒしていないか?浪費癖はないか?というのも、確認しておきたいポイントです。

結婚生活をおくるうえで、お金は切り離せない重要な問題です。このため例えば、「給料日前にはいつも金欠になっていて、デート代が大変…」「パチンコや競馬が好きで、しょっちゅうお金を借りてくる」といった場合は、付き合っている頃はちょっと頼りないところも可愛く思えたとしても、結婚後は大きな悩みの種になるかもしれません。

金銭感覚は価値観と同じように、その人がその年まで過ごしてきた積み重ねが影響しており、一朝一夕で変えられるものではありません。

だからこそ、結婚という大きな決断をする前にこうした部分で看過できないところはないか?をしっかり確認しておきましょう。

ポイント⑤:相手に対して変わらぬ愛情を注げるか

最後の結婚の見極めポイントは、相手ではなくあなた自身が10年後、20年後、50年後、相手に対して変わらぬ愛情を注げるかを考えてみてください。

あなたは今結婚を考えている相手の、どこに一番惹かれて結婚するかどうかを悩んでいるのでしょうか?例えば、容姿に惹かれていたとしても、その容姿は10年後、20年後当然のように変わってしまうものです。

だからこそ、目をつむって10年後、20年後、さらにその先の相手の姿を想像して、変わらず相手を大切に思えるかを試してみましょう。

燃え上がるような恋がいいわけでも、温かい暖炉のような関係がよいわけでもありません。年月を経たとしても、変わらず相手を大切に思えるか、その一点だけを真剣に考え向き合ってみてください。


幸せな結婚をするための見極めポイントは、すべてをクリアしている必要はありません。気になる部分がある場合は、二人で話し合い、きちんと互いの主張に耳を傾けられるかが最も大切になります。

まとめ

結婚は人生において、大きなターニングポイントの一つです。だからこそ、誰もが「結婚で失敗したくない」「運命の人と結ばれたい」と願っています。

そのため、こうした自分以外の人が考える結婚の決め手を知ることで、結婚において自分は何を重要視しているのかを改めて知ることができます。

結婚の決め手は人それぞれです。だからこそ、後悔しない決断にするために、様々な意見やデータを参考に「自分の基準」をしっかりもっておきましょう。