共働きの家庭にとって、保育園や保育士との信頼関係は、子供を安心して預けるためには欠かせません。しかしそこで働く保育士の中には、パパと不倫してしまう不届き者も少なからず存在します。
なぜ子供たちがすくすくと育つはずの園が、保護者と保育士との不倫という最悪な結果を生む場になってしまうのでしょうか?
今回は「保育士」という仕事だからこそ起こる4つの理由、誘いに乗ってしまうパパの心理、そして不倫の兆候とその対処法を紹介していきます。
保育士は子供と密接にかかわる仕事だからこそ、不倫が発覚すれば大切な我が子が傷ついたり、悪影響を及ぼしかねません。もし気になる兆候がある場合は、両者の心理をしっかり押さえ、早め対処で事態の悪化を防いでください。
保育士が不倫しやすい4つの理由
男性が結婚したい職業で常に上位にランキングしている、モテる職業・保育士。だからこそ、若くて可愛く子どもの面倒見もよい保育士が、密かに男性の注目を集めてしまうのも頷けるはずです。
しかしそんな人気の職業につく保育士が、なぜ独身男性ではなく不倫といういばらの道を選んでしまうのでしょうか?
ここからは、保育士という職業事情から不倫の原因を探っていきます。
保護者と接する機会が多い仕事だから
保育園・小学校・中学校と、子供が進学するにつれて、親と学校との繋がりは、少しずつ希薄になっていくものです。
その点保育園は、0歳~6歳と小さな子供を預けるため、学校生活の中でも特に保護者と園関係者との接触が自然と多くなります。
また子供を育てていると、わからないことや慣れないことも多く、保育のプロである保育士には、そう言った育児の悩みを相談しやすい、という点も親しくなる一つのきっかけになってしまいます。
ストレスがたまりやすい職場環境だから
保育士や介護士といった、特定の資格を必要とする職業は、やりがいこそありますが、現段階では給料面や労働面が整備されているとはいえません。
平成27年に公開された「保育士等における現状」では、保育士の離職率は10.3%にもおよび、仕事にやりがいは感じていても、肉体的や金銭的なストレスで仕事を辞める決断をする保育士も少なくないのです。
このため、あなた自身が幸せな家庭を築いていると「それを壊してやりたい」という破壊的な気持ちではなく、「自分も同じように幸せにしてほしい」という依存的な感情で、保護者であるパパに恋愛感情を抱き、アクションを起こしてしまう人もいます。
保育園は出会いがないから
保育士はいまだ女性主体の職場が多く、基本的に職場での出逢いは少ない職業です。
他にも職場だけでなく、保育中は小さな子供たちが事故に合わないように気を付けたり、保育後はクリスマス会、発表会、作品展など、様々な行事に合わせて作業をすることが多いため、中々自由な時間が作れません。
そのため出会いが必然的に少なくなり「恋人を作りたい」「素敵な恋がしたい」と感じた時、子供たちを優しく見守る素敵なパパを目の当たりにすると、自然と恋心が芽生えてしまう保育士も一定数存在してしまうのです。
意思の強い女性が多いから
保育士という職業につくためには、保育士養成学校を卒業するか、大学や短期大学を卒業し保育士試験に合格する必要があります。
このため保育士を目指す人の多くは将来への目的意識が高く、なんとなく保育士になったという人は少数派です。結果、将来設計も他の仕事に比べてしっかりしており、女性の中でも積極的な人や活発な人が目立ちます。
つまり一度好きになってしまうと、「諦める」という消極的な選択をとるのではなく、「なんとしてでも自分に振り向かせる」という、積極的かつ攻撃的な選択を取る女性もいるのです。
なぜパパは保育士に惹かれてしまうのか?
保育士が不道徳だとわかっていても、不倫に走ってしまう職業的な理由がわかったところで、次は既婚者であるパパが、なぜ自分の子供を預ける保育士に惹かれてしまうのかを、男性心理から探っていきます。
保育士には若い女性が多い
保育士は女性に人気の仕事であり、若い独身女性が多い職場です。
特に保育園を利用している時期は、初めての子供なら育児と家事のワークバランスに悩んだり、兄弟がいる場合は育児に手がかかり、必然的にママがパパのことに、構っている暇がないという家庭も少なくありません。
こんな夫婦仲に少し隙間風が吹く時期に、子供に対して優しく接している姿や、自分の妻より若く可愛い保育士に対して、女性的な魅力を感じるのは何も不思議なことではありません。
保育士は結婚相手として人気の職業だから
保育士といって思い浮かぶのは、小さな子供たちと元気いっぱい遊ぶ、子供好きの女性というのが一般的なイメージです。
現在の男性の多くは、専業主婦よりも自立した女性を好む傾向にあり、職業として自立しつつ、子供好きという家庭的なイメージを持つ女性は、既婚・未婚に関わらず男性にとって非常に魅力的に映ります。
そのため、夫婦で子供の教育方針にずれがあり悩んでいたり、お互いに少し関係がギクシャクしている家庭だと、保育士と妻を比べて「今の関係を解消して、この人となら理想の家庭を作れるのではないか?」といった幻想を抱いてしまうことがあるのです。
パパも出会いの場が限られているから
保育士だけでなく、パパ自身も出会いの場が保育園しかないケースもあります。
毎日職場と自宅を往復する生活で、しかも職場が同性ばかりの仕事だと、必然的に出会いの場は限られてしまいます。
特にすでに既婚者であり、共働きで小さな子供がいる家庭だと、ストレス発散に夜遅くまで友人と飲んだり、夫婦の営みも妻の疲れから減ってしまったり、そもそもレスの家庭も…。
その結果、働き盛りの夫としては、毎日の小さな癒しが「送り迎えの時の保育士さんの笑顔や会話」となり、その些細な好意から、偶然のきっかけを経て、本気の恋へと気持ちが発展してしまう場合もあります。
知っておきたい保育士との不倫の5つの兆候と対処法
保育士そしてパパ側の、不倫に走ってしまう理由がわかったところで、次は最悪の結果を招かないために、保育士との不倫にはどんな兆候があるのでしょうか?
以下は、保育士との不倫した際パパに出やすい5つの兆候です。
- 急に送り迎えに行きたがる
- 送り迎えに行く時の服装が、変わる・おしゃれになる
- 携帯電話をよく見たり、肌身離さず持ち歩く
- ○○先生に比べてお前は…。など特定の保育士と自分を比較する
- 園の行事に夫婦で参加するのを、急に嫌がる
もしパートナーに上記の特徴が現れ、保育士の間に不穏なものを感じた場合は、関係が発展してしまう前に以下の対処法を試してみましょう。このほかにも、浮気の特徴的な兆候が知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
お互いにただ「何となく気になる」くらいの段階で、きちんと対処できていれば、浮気や不倫といった最悪な関係に発展することを防ぐこともできます。できる手はぜひ全て打ってみてください。
子供の送り迎えは自分でやる
もし保育士との間に少し気になることを感じたら、お互いの接触の機会を減らすため、少し大変でも送り迎えや役員会議など園に行く用事は、積極的に自分が参加するようにしましょう。
ちょっとだけ気になる、ちょっと可愛いと感じている、くらいであれば、実際に会う頻度を減らせば、関係が発展することを防げる可能性が高まります。
また保育園の行事は、夫婦揃って参加し、仲睦まじい姿を見せておくことも、相手への大きな牽制に繋がります。
自分は気づいていると匂わせる
気になる行動が目についたら、「最近、○○先生の話をよくするね」「急に送り迎え積極的になったね、嬉しいけどどうしたの?」など、浮気や不倫を疑っている素振りは見せず、気になる行動を指摘してみましょう。
まだ関係が進んでいないのであれば、「妻に気づかれているかもしれない」というだけで、行動にブレーキがかかり、決定的な事態を防ぐ重しになります。
人は自分に後ろ暗い所があると、人の言葉の裏を読もうとする性質があるため、一言指摘するだけでも、「妻にバレているのではないだろうか?」「家庭が壊れてしまうのではないか?」という不安を与えることができ、夫婦仲を壊すことなく穏便な解決が望めます。
要注意人物はママ友の話から
保護者に対してボディータッチが多い、パパとママとで態度が変わるなど、少し行動に問題がある保育士は、先輩ママ達の話から情報を集めておきましょう。
多くの保育士は日ごろから、保護者に対して適度な距離感を保ちます。そのため、距離感がおかしい保育士がいれば、あなただけでなく他のママたちも、何らかの違和感を感じているはずです。
もし行動が気になる保育士がいる場合は、一つ上の学年のママや役員など、園の情報をたくさん持っているママと仲良くなっておき、情報をいち早く知っておくことも身を守る方法の一つです。
問題行動が多い場合は園へ相談を
もし保育士からの個人的な連絡などが確認できた場合は、園への連絡を検討してください。保育園としては、保護者に手を出してしまう保育士は、タブー中のタブーです。
他の職場でも浮気や不倫といった行動は大きな問題となりますが、まだ小さな子供を預ける園での保護者との不適切な関係は、保育士自身の信用に致命的なダメージを与えることができます。
もしまだ浮気とはいえない、個人的な連絡を取り合うだけの中なら、園に連絡をいれ第三者を介入させることで、保育士本人に重大なことをしているという目を覚まさせる事にも繋がります。
ただこちらの方法を取ってしまうと、他の保護者にも事態が伝わる可能性があるため、こちらの手段は最終手段とし、その他の方法で解決できないかを検討してください。
決定的な証拠が欲しい時は専門家に依頼を
もし夫の行動に違和感や、保育士に関して不信感を持っている場合でも、子供の通う園との間でトラブルを起こすのは、子供自身を巻き込むことにもなりかねません。
だからこそもし、決定的な証拠が欲しい、事実を確かめたいと感じた時は、自分だけで行動を起こしたり、園へ直接乗り込むのではなく、大切な子供のために気持ちを抑えて、専門家に依頼することも視野に入れてください。
保育士との不倫は園関係者だけでなく、保護者の間でも広がりやすく、一度広がってしまった噂話は、あなた自身だけでなく幼い子供たちにも牙をむくことになりかねません。
悲しく苦しい気持ちをこらえつつ、ぜひ慎重に行動をしてください。
まとめ
子供を安心して任せる場所である保育園が、不義の場所になるということは、考えるだけで身の毛もよだつ事態です。
多くの保育士さんは、日々子供たちのために、たくさんの愛情と気遣いで、健やかな成長を助けてくれています。しかし、女性にも男性にも魅力的に見えてしまう職業だからこそ、浮気や不倫の出会いの場となってしまうこともあります。
もし夫や保育士に気になる行動がある場合は、チェック項目や対処法を参考にし、あなた自身が感情的になりすぎず、子供のためにも「自分がどうしたいか?」「夫にどうして欲しいか?」をはっきりさせて、事実をしっかり確かめてください。