人探しができるサイト10選|ネットで行う具体的な人探しと注意点

初恋の人と再会したい…。離婚後あっていない父を見つけたい…。人生の中で「またあの人に会いたい」という気持ちを持つことは、誰にでも起こりえることです。そこで今回は、人探しを行えるサイトを具体的に紹介していきます。

ネットが普及している現在、自分だけで行える人探しの方法は多岐にわたっています。具体的にどんなサイトがあるのか?どのサイトなら成果を出せそうかを考えつつ、ぜひ会いたい人に会うためにどんな方法があるかを知っていきましょう。

この記事を読んでわかること
  • 人探しサイトにはどんなものがあるのか
  • 人探しが行える具体的なサイト
  • 人探しサイトを使う際の注意点

人探しに活用できるサイトってどんなものがあるの?

ネットで人探しを行えるサイトは、主に以下の4つに分けることができます。

  • SNSを使った人探しサイト
  • 掲示板を使った人探しサイト
  • 検索機能を使った人探しサイト
  • 各種行政のHP

それぞれ探せる人物や特徴が違うため、自分の探したい人物を見つけるためにはどのサイトを利用するのがいいかを考えながら見ていきましょう。

SNSを使って人探しができるサイト

SNSとはSocial Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)ので略語で、インターネット上で個人同士が繋がることができるサービスの総称です。人探しにおいてSNSは、個人の情報を検索できたり、情報提供を広く呼び掛けることで、人探しの手掛かりをえることができます。

Facebook

相手の名前しかわからないなど、情報が少ない時にこそ活用したいSNSです。実名登録が基本のため、「行方不明になった子どもの消息を知りたい」「昔の知人や恩人を探したい」「初恋の人を探したい」など、行方不明の家族探しから、初恋の人探しなど幅広い用途につかうことができます。

実際にはFacebookに登録後、検索窓に名前を入力して探していきます。例えば「山田 花子」さんを探したい場合は「山田 花子」「yamada hanako」「 hanako yamada」などを入力していきます。

この他にも、例えば結婚し苗字が変わって探せない場合などは、探したい人物と仲の良かった同級生が登録していないかを検索し、その人物の「友達」の一覧から、探したい人物と同じ名前の人がいないかを探すこともできます。

名前という簡単なキーワードだけで、見つけられる可能性があるサイトなので、人探しを始める際は最初に利用したいサイトといえます。

Facebook

Twitter

拡散力が魅力のSNSです。本名でアカウントを持っている人が少ない反面、一般人のツイートでもハッシュタグやツイートを工夫すれば、一つの投稿が何万もの人に見てもらえる可能性があり、そこから探したい人物の手掛かりが見つかるかもしれません。

ハッシュタグでは「#人探し」「#拡散希望」「#行方不明」といったタグをつけておくことで人目に触れる機会を増やすことができます。また自分のアカウントに固定してツイートを置いておき、定期的にリツイートを流すことで人目に触れる機会を増やす工夫も可能です。

ただTwitterがいくら拡散力が期待できるSNSだからといって、実際にはすぐに何万人もの目にとまることは非常に難しく、人目に触れるツイートにするためには根気が必要です。

Twitter

Instagram

写真や動画を中心とするSNSです。Instagramでの人探しは

  1. 本人の画像などを公開して情報を募る
  2. 探したい人物が興味を持ちそうなタグや画像を手掛かりに探す
  3. すでに探している人物のアカウントが分かっている場合は、その人物のアカウントの画像から手掛かりを探す

の3通りになります。もともと画像や動画がメインのアプリとなるため、探している本人の画像を投稿することへのハードルは低くはありますが、Twitterなどと違い拡散力がないため情報を募るのは難しいかもしれません。

ただ探している人物の趣味や好きなたべもの、住んでいたところなどが分かっている場合は関連画像を地道に見ていくことで、本人に繋がる手掛かりを発見できる可能性はあります。

またすでに本人のアカウントが分かっている場合は、探している人物の写真や動画から現在の居場所に繋がる何かを見つけられるかもしれません。

Instagram

掲示板を使って人探しができるサイト

積極的に探すのではなく、探している人物の情報を掲示板に記載することで、広く情報を集める目的を持つのが掲示板を使った人探しサイトです。掲示板は無料で書き込みができるサイトが多いため、気になる方はサイトを覗いてみましょう。

尋ね人

人探しの代表的な掲示板です。借金の返済、恩人に会いたい、行方不明の人を探したいなど相談は多岐にわたります。「尋ね人」の大きな特徴は、有力な情報提供には自分で設定した謝礼金を支払うことができる点です。

もちろん0円でも構いませんが、「どうしても見つけたい」「情報が少しでも欲しい」といった場合は、謝礼金をつけておけば閲覧数が増え、情報収集がスムーズにいく可能性もあります。

ただ書き込み事態は月に70件ほどあり、新着が増えればどんどん埋もれていくため掲示板から情報を集めたい場合は、ただ待つのではなく、再度投稿するなど人目にとまる工夫が必要かもしれません。また投稿に比べて返信は決して多くないため、利用するかは掲示板をよく見てから判断しましょう。

尋ね人

日本行方不明者捜索・地域安全支援協会【MPSジャパン】

MPSジャパンとは、行方不明者の捜索を支援しているNPO法人です。行方不明になってしまった家族を探したい、家出した家族と連絡を取りたいといった際には一度サイトを覗いてみましょう。掲示板には、

  • 氏名、年齢、性別、失踪日
  • 身長、体重、血液型
  • 職業、特徴、その他の詳しい情報
  • 探している人からのメッセージ

といった情報と合わせて写真も掲載できます。掲載できるのは2親等以内や警察に届け出を出しているかなど、厳しい条件がありますが、こうした規定があるからこそイタズラなどを排除できているサイトです。

また情報収集の掲示板としてだけでなく、メールにて相談を受けているため、家族が行方不明だがどうしたらいいのかわからない…、相談できる場所がない…といった場合は、一度連絡をしてみるのもいいかもしれません。

ただ掲示板を見ていくと、1年に数人の掲載となっているため、掲載状況が活発化といったところには疑問がのこってしまいます。

日本行方不明者捜索・地域安全支援協会【MPSジャパン】

検索機能を使った人探しサイト

サイトとは少し異なりますが、検索機能を活用することで人探しを行う方法もあります。

Googleの通常検索で探す

普段使っているGoogleの検索窓に、探したい人物のフルネームを記載して検索をかけてみましょう。Facebookやちょっとした記事などの中に、探したい人物の手掛かりを見つけることができるかもしれません。

Googleの検索機能を使う場合は、

  • 「名前」+「出身校」
  • 「名前」+「会社名」
  • 「名前」+「趣味」

など、探したい人物の名前と自分の知っている情報を付け加えることで、膨大な数の同姓同名から絞り込むことができたり、同じ趣味をしている人や探したい人物に関係している人を探すことにも繋がります。

この他にも、本人の情報が引っ掛からない場合は、探したい人物と仲が良かった人、探したい人物と現在も交流がありそうな人を入力し、その人物から探したい人へと連絡を取るといったこともできるかもしれません。

Googleの画像検索で探す

Googleの画像検索では、類似の画像を探すことができます。

Googleの検索窓の右上にある「画像」をクリックすると、「Google 画像検索」の検索窓があらわれるため、そこに探したい人物の写真をアップロードしましょう。そうすることで、Googleが類似の画像を検索してくれます。

検索後は提示された画像の中に、探している人物がいないかをチェックしていきましょう。画像検索の精度については写真によってかなり違いはありますが、わかっているのが名前だけしかない。一緒に写っている写真があるといった場合は、一つの方法として考えてみましょう。

その他の検索機能を使う

Googleの検索機能のほかに、その他のサイトの検索機能を使うことで人探しを行うこともできます。以下は代表的な検索サイトです。

  • Yahoo!
  • Bing
  • エキサイト
  • BIGLOBE
  • livedoor

これらの検索窓は、それぞれ違ったアルゴリズムで検索結果をはじき出すため、例えばGoogleで探したい人物の名前を検索した場合と、Bingで検索した場合では検索結果は完全一致はしません。

こうした特性を用いて、いつも使っているGoogle検索だけに頼るのではなく、別の視点から探したい人物の痕跡をたどってみましょう。

各種行政のHP

ここからは警察などの行政が運営しているサイトで、探している人物の情報を集める方法を紹介していきます。

行方不明者情報

実際に人探しに使えるサイトではなく、警察などに行方不明者情報を届けた場合、こういった情報が載ることになるのだということが参考になるサイトです。

  • 届け出された年
  • 行方不明になった年
  • 行方不明時の年代
  • 性別

が一覧になっており、該当人物をクリックすることで、顔写真、身長、体重、体型その他の詳しい情報を見ることができます。掲示板の人探しサイトと異なるのは、具体的な住所や本人の名前など個人情報に関わる部分については伏せられており、連絡先は行方不明の届け出をした各警察署になっている点です。

家族が急に行方不明になった、警察がどんな風に状況提供を募っているのか知りたいといった場合は、一度目を通してみてもいいでしょう。

警察庁:行方不明者に関する情報提供のお願い

身元不明死者情報ページを閲覧する

最悪の可能性ですが、知識としてこういったページの存在を知っておくのも悪くはありません。このページでは各都道府県ごとに、身元不明死者の情報が記載されています。

  • 発見日時・発見場所・推定年齢
  • 身長・血液型・身体的特徴
  • 実際の着衣や所持品の画像

身近な人ならばもっとも考えたくない可能性ではありますが、最悪の可能性を否定するためにも、こういったサイトがあることを知識の一つとして知っておきましょう。

警察庁:身元不明死者情報ページのリンク集

人探しサイトを使う際の注意点

ここまで人探しが行えるサイトを紹介してきましたが、ここからはサイトを使った人探しの注意点を紹介していきます。不要なトラブルに巻き込まれないためにも、ぜひ一読してからサイトを活用しましょう。

個人情報の取り扱いに気を付ける

サイトを使った人探しで気を付けたいのが、個人情報の取り扱いです。

見つけたい人物がいるからといって、過去の出身校や職歴などの個人情報を気軽に開示してしまうのは、探したい人物がトラブルや最悪の場合犯罪に巻き込まれてしまう可能性があります。

また探している人物だけでなく、自分自身についても情報を広く集めたいからといって気軽に個人情報を開示するのは、同じくトラブルに巻き込まれかねません。

こういった事態を避けるためにも、どの程度の個人情報を開示するか?情報を集める連絡先をどうするか?など慎重な判断を行いましょう。

情報の真偽を確かめる

人探しサイトを使う場合は、必ず情報の真偽を確かめてから行動をおこしましょう。

サイトに書き込みを行う人の中には、いたずらで嘘の情報を書き込む者や、故意に誹謗中傷をする者もいます。ネットの情報の真偽を確かめるのは非常に困難ですが、どの情報についても頭から信用するのではなく、「この情報は本当だろうか?」「この投稿者は信じていいのだろうか」とまずはそうした心持ちで取り組み、また有力な情報については、直接本人と連絡を取るなど真偽の判断は慎重に行いましょう。

事件性や緊急性がある場合は自分で抱え込まない

人探しサイトはあくまで探したい人物を、自分で見つけるための手段の一つでしかありません。

だからこそ、もし探したい人物が小さな子供で自分からいなくなることが考えにくい、認知症などで行動が心配といった場合は、サイトを使った人探しにこだわることなく、警察に相談するなど自分ひとりで抱え込まないようにしましょう。

人探しは常に時間との勝負です。探したい人物を無事に見つけるためにも警察に捜索を依頼したり、警察が動きにくい成人を探す場合は思い切って探偵事務所に相談するなど。常にベストの方法は何かを考えながら行動しましょう。

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まとめ

SNS、人探し掲示板、行政のHPなど、ネットが発展しているいま、人探しを行えるサイトは年々増え続けています。

長い人生をおくる中で、「初恋の人に会いたい」「親友と再会したい」「恩人にお礼を言いたい」「生き別れた父に一目会いたい」など、会いたい人がいるのは自然なことです。

だからこそ、「どうせ探しても見つからない…」「簡単に探し出せるわけがない…」と諦めることなく、「こんな方法があるんだ!」「このサイトを使えば、自分でも見つけられるかもしれない」と、会いたい人がいるからこそ、注意点などを頭に入れつつできることを試してみてください。