名前だけで住所を調べる6つの方法|少ない情報で探す際の注意点

昔の彼氏の居場所を知りたい…。生き別れてしまった父の居所をつきとめたい…。さまざまな出会いがある人生で、名前だけしかわからないけれど、居場所を知りたいと思うことは誰にでもおこりえることです。

そこで、この記事では、名前だけしかわからない場合でも自分で住所を特定する具体的な方法、名前だけで住所を特定する際の注意点などを紹介していきます。

名前しかわからない場合でも、再会を諦める必要はありません。ぜひ自分のできることを行い、大切な人との交流に繋げましょう。

この記事を読んでわかること
  • 名前だけで住所を調べる具体的な6つの方法
  • 名前だけで住所を特定する際の注意点
  • 名前だけで探偵に住所を特定してもらえるの?

名前だけで住所を調べる6つの方法

名前だけで住所を調べる具体的な方法を見ていきましょう。

Facebookで調べる

名前だけしかわからない場合、Facebookを利用する方法が最も簡単な住所を調べる方法です。

Facebookは他のSNSとは異なり、実名登録を基本としているため、相手がFacebook利用者であれば名前を入力するだけで、現在の様子を知りメッセージを送ることができます。

具体的には探している相手が「佐藤 恵」さんの場合、検索窓には「佐藤 恵」、「さとう めぐみ」「SATO MEGUMI」「MEGUMI SATO」といった考えられる全てのパターンを入力していきます。

次に該当した人物が見つかった場合、一人ひとりプロフィールを確認していくか、「友人・市区町村・学歴・職歴」で絞り込むことができないかを考えていきましょう。

一人ひとり調査していくのは根気がいりますが、住所は特定できなくても、探している人物が見つかればメッセージを送ることができ、相手へ直接コンタクトをとることができます。

X(旧Twitter)で調べる

Xを使った人探しには2種類の方法があります。

1つ目は、探したい人物の情報を拡散し、多くの人の目に触れることで情報を集める方法です。自分のXアカウントに、探したい人物の特徴を書き込み、リポストやハッシュタグを利用することで、多くの人から情報収集を行います。

投稿したポストは自分のプロフィール画面にピン止めしておき、長い間できるだけ多くの人の目に触れるようにしておきます。1度の投稿だけではたくさんの情報を集めることは難しいため、1日1回など定期的にリポストすることで、露出を少しづつ増やしていきましょう。

2つ目は、探したい人物の名前などから利用しているSNSがわかる場合は、探したい人物とSNS上で仲良くしている人物にコンタクトを取り、連絡が取れないかを聞く方法もあります。

ただ現在では、ネットリテラシーの向上から、ネット上で他人の個人情報を聞き出すのは難しくなっています。相手から不信感を持たれないためにも、もしコンタクトをとれる人物を見つけた場合は、「なぜ連絡を取りたいか?」「自分と相手はどんな関係か?」など、きちんと説明できるようにしておきましょう。

2つの方法は、労力や金銭的負担は少ないため、試せる環境にあるのであればぜひ試してみましょう。

Google以外の検索窓でも調べる

名前だけという情報が少ない場合は、Googleの検索窓で名前を検索するだけでなく、他の検索窓でも名前で検索し有用な情報がないかを確認しておきましょう。

Google以外の検索窓は、

  • Yahoo!
  • Firefox
  • Bing
  • エキサイト
  • BIGLOBE
  • livedoor

など、意外にも多くの検索窓が利用されています。

検索窓の結果は、それぞれのアルゴリズムをもとにはじき出されるため、Googleで検索した結果とBingで検索した結果が全て同じになることは基本的にありません。

探している人物の情報が少ないからこそ、小さな違いの中からヒントを得られないか試してみましょう。

写真の情報から位置情報を特定する

名前だけしかわからない場合でも、もし相手の写真があるならその写真に含まれる位置情報から住所を割り出せるかもしれません。

スマホで撮った写真には、位置情報(Exif情報)が含まれている場合があり、無料の解析ツールを使えば、写真の位置情報を抽出することができます。

写真の位置情報を確認できるアプリは、Chrome用の拡張機能「EXIF Viewer」や、インストールが面倒な場合は「Exif-GPS」といった無料のツールが活用できます。

ただ現在は、写真に位置情報が含まれることが認知されるようになり、スマホの写真に位置情報を残さない設定にしている人も増えています。

自分が持っている写真が使えるか、探している中で見つけた写真が利用できるかは、見た目だけではわからないため積極的にツールを活用していきましょう。

画像検索を行う

名前だけしかわからない相手でも、もし一緒に撮った写真や昔の写真でも相手の写った写真がある場合は、「画像検索」を行うことで何かヒントを得られるかもしれません。

画像検索とはGoogleの検索窓の右上にある「画像」をクリックし、検索窓に画像をドラッグするかファイルをアップロードすることで、似た画像を呼び出してくれる検索方法です。

検索精度は決して高いとは言えませんが、検索結果の中にあなたが探している人物の新しい画像を見つけることができれば、その背景・Exif情報・一緒に写る人物などから、新しい手掛かりを得られる可能性もあります。

戸籍附票を取得する

名前だけしかわからない相手が、もし「生き別れた父」「会ったことのない祖母」など、直系親族の場合は戸籍附票を取得することで住所を特定できます。

戸籍附票とは、戸籍が作られてから現在に至るまでの住所が記載されている書類です。戸籍附票は本人でなくても、本人と直系の親族であれば申請できるため、例えば「生き別れた父を探したい」「離婚して行方が分からない母の居所を知りたい」といった場合に利用できます。

戸籍附票は本籍地でしか請求できません。そのため、もし相手の本籍地が不明な場合は自分の戸籍謄本を取得し、そこに記載されている相手の本籍地から一つひとつ戸籍を辿っていくことで、現在の本籍地にたどり着くことができます。

年月の経過が長ければ長いほど本籍地を移している可能性がありますが、戸籍は途切れることはないため、諦めずに一つひとつ辿っていきましょう。


名前だけしかわかっていない場合でも、現代ではさまざまな調べ方で探したい人物の住所を調べることが可能です。自分で調べる方法は時間がかかっても金銭的な負担は少ないため、諦めずに探すことが肝心です。

また以下の記事では、名前以外の情報がわかっている場合の人探しの方法を紹介しています。調査する中で新しい情報が出てきた場合は、以下の記事の方法もぜひ試してみましょう。

名前だけで住所を特定する時の注意点

名前だけで住所を特定する方法を知ったところで、次は名前だけで住所を調べる際に注意することはあるのでしょうか?

名前以外の情報を本当に持っていないか考える

名前だけで住所を調べようと考えているとき、相手の情報を本当に名前だけしか持っていないのか必ず振り返っておきましょう。

例えば「昔の親友の行方を知りたい…」「生き別れた父に会いたい」といった場合は、

  • その人物と最後にあったのはいつ?どこで?
  • その人物のおおよその年齢・身体的特徴は?
  • 話の内容で出身地・出身校などの情報は?
  • 探している人物が写った写真・動画は?

など、情報の棚卸をしてみると、自分が思っていたより多くの情報が眠っている可能性があります。

どんな小さな情報でも、場合におっては大きな手掛かりになることがあります。「名前だけしかわからない…」と思っていても、必ずほかに覚えていることはないかを自分に問いかけなおしておきましょう。

調査に時間がかかることを心得ておく

少ない情報で人探しを行うには、多くの時間がかかることを覚悟しておきましょう。

そもそも自分で相手を探す場合は、プロとは異なり使える情報・手段・時間も限られています。少ない情報での人探しが成功するかどうかは、諦めず探し続けられるかどうかです。

すぐに結果が出ないからといって投げ出さず、自分では難しいと感じた場合はプロに依頼を検討するなど柔軟な気持ちを持っておきましょう。

同姓同名が多数存在することを認識しておく

名前だけで住所を特定するときに必ず頭に入れておきたいのが、同姓同名の人が多くいるという点です。

日本に多い「鈴木」「佐藤」といった名字だけでなく、特に珍しい苗字や名前でなければ、調査の中で勘違いをしてしまう可能性もあります。

間違った方向性の調査は時間・労力だけでなく、間違えてしまった相手へ不快感を与えてしまう可能性もあるため、連絡を取る段階の前に自分の探している人物で間違いないか確認しておきましょう。

相手の個人情報に配慮する

相手の個人情報の取り扱いには、必ず気を付けておきましょう。

探したい人物の名前だけしかわからない場合、X(旧Twitter)や人探し掲示板で相手の情報を書き込み、情報収集を行うことは有効な方法です。

ただし、探し出したいからといって探している人物の個人情報をなんでも晒してしまうと、最悪の場合探している人物が何らかの犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

住所などの記載はしないでおく、もし知っている人がいる場合はDMで詳細をやり取りする、など探している人物への配慮を怠らないことが肝心です。


名前だけしか情報がない場合、探し出すには多くのハードルがあります。しかし、注意点を頭に入れて諦めずに地道に探し続けることが、相手を見つける一番の近道となるでしょう。

名前だけで探偵に住所特定を依頼するとどうなる?

自分で名前だけで住所を特定するのが難しいと感じた場合、探偵事務所に依頼するとどうなるのかを見ていきましょう。

名前しかわからない相手の人探しの依頼は可能か?

名前だけしかわからなくても、探偵に住所の特定を依頼することは可能です。

実際に探偵事務所には、名前だけしかわからない相手の捜索だけでなく、以下のような依頼も寄せられます。

  • 旅先で出会った、名前も知らない恩人を探してほしい
  • 昔の彼女に会いたい(ただし結婚などで名前が変わっている可能性もある)
  • ネット上で交際していた人と連絡がとれなくなった

探偵には独自のデータベースや、聞き込み・尾行を行うことで、必要な情報を集めるノウハウを有しています。またそれだけでなく、探偵事務所が依頼前に行うヒアリングでは、自分は名前しか情報を持っていないと思っていた場合でも、プロからの聞き取りの中で新たな情報が出てくることもあります。

名前だけしかわからないからと言って諦めることなく、まずは相談する勇気を持ってみましょう。

情報が少ない依頼の料金とは?

一般的に探偵に人探しを依頼する際の相場は、10万円~100万円です。

ただ名前だけで住所を特定する場合は使用できる情報が少ないため、ある程度高額になることは覚悟しておきましょう。

探偵事務所にはそれぞれ料金プランが存在します。もし調査に長期間かかることが予想される場合は、依頼が成功した時に追加で支払いが発生する「成功報酬型」や1時間あたりの調査料金がお得になる「パック料金型」を選択し、料金を低く抑える工夫を行ってみましょう。

以下は探偵事務所に人探しを依頼する場合の、料金について詳しく解説した記事です。料金が気になる場合は、合わせて読んでおきましょう。

名前だけの人探しで料金を抑える方法

少ない情報での人探しは、時間がかかるため高額になりがちです。少しでも料金を抑えるために、以下のできることを行ってみましょう。

  • 自分で調べたことを全て共有する
  • 支払い上限を決める

自分で調べたことがあるなら、情報はすべて探偵事務所側へ共有しましょう。二重に調べる手間や時間を省くことで、料金を抑えることにつながります。

最後に成果の有無に限らず、支払える上限を自分の中で設定しておくことも大切です。無理な支払金額にしないためにも、どこまで支払えるかは事前に決めておきましょう。


探偵事務所に依頼するのは、心理的ハードルが高いように思いますが、調べたい人がいる場合自分の力だけにこだわっていてはわからないことも多いのが現実です。

多くの探偵事務所では無料相談を行っているため、探したい人物がいて自力での捜索に行き詰まった場合は、まずは気軽に相談することからはじめてみましょう。

探偵事務所に無料相談してみる

まとめ

名前だけで住所を特定するのは、素人には大変な作業です。

しかし名前しかわからない場合でも、自分でできることはあるため、「会いたい人がいる。」「探したい相手がいる」という場合は、諦めることなく地道な捜索を続けましょう。

そしてもし自分での捜索は難しいと感じた場合は、後悔しないためにもプロに相談するという選択肢をぜひ持っておきましょう。