音信不通の人を探す具体的な7つの方法|探す際の注意点と連絡が途絶える心理とは?

昔の親友の居場所を知りたい…。離婚後会っていない父を探したい。さまざまな理由で音信不通になってしまった人を探す方法はあるのでしょうか?

そこでこの記事では、音信不通になってしまった人を自力で探す方法、またどうしても見つけ出したいときにプロに依頼した場合はどうなるか?など音信不通になってしまった人を見つける具体的な方法を解説していきます。

長い人生を送る中で、連絡が途絶えてしまうことは誰にでも起こりえることです。だからこそ、会いたい人に会う方法をぜひ知ってみましょう。

この記事を読んでわかること
  • 音信不通の人を探す具体的な7つの方法
  • そもそもなぜ音信不通になってしまうのか?
  • 音信不通の人を探す際の注意点と、連絡を取る際に気を付けたいこと

音信不通の人を探す具体的な7つの方法

音信不通の人を探すためには、小さな手掛かりを地道に集めて少しずつ本人の居場所を特定する必要があります。ぜひ自分に試せる方法は全て試して、大切な人との再会を模索してみましょう。

緊急性・事件性が高い場合はまずは警察へ

もし音信不通の人に、事件性や居場所特定について緊急性がある場合は、すぐに警察への連絡を行いましょう。

例えば、自殺をほのめかす連絡をしてから失踪していたり失踪が突然で明らかに不審な場合は、自分だけの力で探していると、万が一のことがあった場合早急に対処できなくなってしまいます。

一般的に成人している人の失踪については、すぐに警察が動くかは失踪当時の状況などから判断されます。
手遅れにならないためにも、こうした場合は必ず警察への連絡を行いましょう。

家族や親族に連絡してみる

音信不通の人の家族や親族がわかる場合は、まずは連絡を取ってみましょう。身内であれば、本人の現在の連絡先を知っている可能性が高いからです。
家族や親族に連絡が取れれば、それだけで相手の連絡先を知ることができるでしょう。
家がどこにあるか知っているけど連絡先がわからない、という場合は、家に直接訪問して現在の連絡先を訪ねてみてもいいかもしれません。
ただし、いきなり尋ねてしまうことになるため、できるだけ失礼のない日程・時間帯を選ぶことが大切です。

友人に連絡してみる

家族への連絡が難しい場合は、共通の友人に連絡先を聞くのも1つの方法です。自分は音信不通になってしまっていても、共通の友人の中にはまだ相手と連絡を取り合っている人がいるかもしれません。
共通の友人で連絡を取っている人がいないとしても、近況を知っている人に心当たりがある可能性もあります。

SNSを使って探す

連絡が取れない人でも、最近ではSNSを使って再度繋がりを持てる場合もあります。一般的に人探しに使えるSNSとしては、次のようなものがあります。

  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • mixi
  • LINE

例えばFacebookであれば、相手が登録している場合、本名を検索するだけで再度連絡を取ることが可能になります。
X(旧Twitter)では、趣味や投稿内容から地道に目的の人物を探せるだけでなく、自分のアカウントに人探しを目的とした投稿を残すなど、その拡散性を利用して効率的な探し方ができます。
写真投稿がメインのInstagramは、若い人も多く利用しているSNSです。音信不通の相手が自分の顔が映った写真を投稿していれば、タグや投稿内容から見つけることができるかもしれません。

自力で探す方法の中でも、SNSを使う方法はお金かけずに人探しができるツールです。大きな範囲を捜索できるため、以下で紹介するほかの探し方とも併用し、上手く活用しましょう。

聞き込みを行う

もし音信不通になっている相手の以前住んでいた場所、または連絡が途絶える前によく訪れていた場所などがわかる場合は、近隣に聞き込みを行って情報収集をするのも1つの方法です。

聞き込みを行う際注意したいのが、聞き方次第で相手の反応が大きく異なるという点です。
「この人を知りませんか?」といった抽象的な聞き方ではなく、「この人が6月の終わりごろよくここを訪れていたのですが、見かけたり、お会いになったことはありませんか?」といったように、できるだけ相手の記憶を想起させる聞き方を工夫しましょう。

聞き込みを行う場合は、できるだけ相手の警戒心を解くことが大切です。まずはじめに人探していること、探している理由を話しましょう。また、一度だけの訪問ではなく、時間をおいて何度か話を聞くのもポイントです、

戸籍附票で現住所を割り出す

音信不通の相手が生き別れてしまった父など直系親族の場合は、戸籍附票を取り寄せることで現住所を確認できます。

戸籍附票とは、本籍地の市区町村において、その戸籍が作られてから現在に至るまでの住所が記載されているものです。引っ越しなどで住所が変わった際にも、この戸籍附票に新しい住所が記載されます。そのため、戸籍附票が取得できれば簡単に現住所の特定が可能です。

戸籍附票は本籍地で、直系親族であれば請求することができるため、こちらの方法で居場所を特定するためには、まず自分の戸籍で生き別れた父母などの以前の本籍地を知必要があります。その後は割り出した本籍地から現在の本籍地までを順に追っていくことで請求が可能です。

戸籍はその人がなくなるまで途切れることなく繋がっていくため、もし戸籍を取り寄せられる間柄であれば、時間はかかっても現在の住所を割り出すことは可能です。

人探し掲示板を利用する

確実性は薄いですが、人探し掲示板を使う方法もあります。

人探し掲示板とは、探している人物についての詳細を書き込む掲示板のことで、そこに書き込みを行うことで一般の人からの情報提供を募っていきます。

多くの掲示板は無料で利用できますが、中には有力な情報をもたらしてくれた方への謝礼金の設定を行えるサイトもあります。具体的に人探しの掲示板には以下のようなサイトがあります。

  • 日本失踪者捜索協力機構【MPSジャパン】
  • 尋ね人
  • いまどこ?青い糸・赤い糸

人探しの掲示板を利用する際に気を付けておかなければならない点が2つあります。

1つめは、ネット上の書き込みは誰でも行えるため、嘘やいたずら半分の書き込みも多いという点です。
2つめは、人探し掲示板を利用する大多数は「探したい人」がいる人であるという点です。

音信不通の相手に連絡を取る手段が限られている状況や、どんな些細なことでも可能性があるなら試したいといった場合の利用は問題ありませんが、過度な期待はしないでおきましょう。

以下の記事では人探し掲示板について詳しく解説しています。掲示板を使った人探しを行いたい場合は、併せて読んでおきましょう。


音信不通の人を探す方法を具体的に見ていくと、意外にさまざまな方法があることがわかります。ネットが普及した現在、人は生きているうえでさまざまな痕跡を残しているものです。会いたい人がいるからこそ、小さな手掛かりを積み重ねて再会を目指しましょう。

音信不通の人を探す費用はどのくらい?


音信不通の人を自力で探す方法をいくつか紹介しましたが、個人での人探しは時間と労力がかかるうえ、できることも限られています。
ここでは、探偵事務所に人探しを依頼できるかどうかや、依頼した際の費用について紹介します。

人探しのプロ・探偵なら音信不通の人の所在調査を依頼できる

音信不通の人の捜索を探偵事務所に依頼することは可能です。

実際に探偵事務所では、音信不通の人だけでなく、次のような調査対象者の情報が少ない人探しの依頼についても調査を行ってくれます。

  • 旅先で出会った恩人を探したい
  • 昔付き合っていた元カレを探したい
  • 生き別れてしまった父親を探したい

音信不通の人を自分の力だけで探すのは難しいと感じた場合は、人探しのプロである探偵に依頼するという方法も選択肢として考えておきましょう、

音信不通の人の人探し相場とは?

探偵事務所に人探しの依頼をする場合の相場は3万~100万円程度と、金額には大きな開きがあります。

これは、人探しと一言にいっても、次のような状況によって大きく難易度が異なるためです。

  • 探したい人物とどのくらい連絡が取れていないか?
  • 探したい人物の情報をどれだけ持っているか?
  • 探したい人物が自分で行方をくらませている可能性はあるのか?

具体的な費用を知りたい場合は、多くの探偵事務所が行っている無料相談で見積もりを出してもらいましょう。

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音信不通になってしまう4つの理由

ここでは、そもそもなぜ音信不通の状態になってしまうのかについて、相手の心理を考えて理由を探っていきましょう。

忙しくてそこまで手が回っていないから

音信不通の大きな理由の1つとして、そもそも忙しすぎて転居や電話番号変更の際に相手に変更先を教えていないという理由があります。

例えば、音信不通になりやすいタイミングの1つである社会人になりたての頃は、そもそも学生から社会人として働くだけで、周りの環境は大きく変化し精神的にも肉体的にも多くの人が余裕がなくなります。

こういった状況になると、そもそも転居先や連絡先の変更を伝える余裕がなかったり、「今は忙しいから、また手が空いた時でいいや~」と考えているうちに忘れてしまうということが起きてしまいます。

何らかの理由で自分との連絡を絶ちたいと思われているから

音信不通になった理由の中でも連絡を取るかを考えなければならない原因の1つが、相手が意図的に連絡を絶っている場合です。

連絡を取らなくなった原因が直前に大きな喧嘩をしたためだったり、恋人同士であれば浮気などのトラブルで別れた経緯がある場合などは、もう相手が自分と連絡を取るつもりがない可能性があります。

こうした理由の場合は、もし音信不通の相手の連絡先が分かったとしても、相手が連絡を取り合うことを拒否してくる可能性があることを理解しておきましょう。

相手が自暴自棄になっているから

音信不通になってしまう中でも、心配なのが自暴自棄になり誰とも連絡がつかないという状態です。

学業・仕事・恋愛・家庭など、原因はさまざまですが、生きる事への気力がなくなってしまったとき、人は外部に助けを求めることなく自分の中で最悪の形で決着をつけようするケースがあります。

自暴自棄になり連絡が取れない場合は、個人で解決するのが難しいことが難しいでしょう。
音信不通の人の家族や共通の知人などと協力して、できるだけ早く安否確認をすることが大切です。

不都合なことがあり連絡を取りたくないから

最後に考えられるのが、次のような理由から連絡を取り合うことを避けているパターンです。

  • 借金がある
  • 慰謝料請求されている
  • 養育費の支払いが滞っている

上記のような理由がある場合は、連絡を取り合うことで金銭的な要求をされることを恐れ、連絡が取れる手段を遮断してしまう人がいます。

このようなケースでは、もし連絡先が分かったとしてもすぐに着信拒否にされたり、再度行方をくらませたりする可能性があります。相手に逃げられないよう慎重に対応しましょう。


このように、音信不通になってしまう原因はさまざまです。落ち着いて考えれば、相手を蔑ろにしているから連絡が途絶えたわけではないということを再確認できるでしょう。
相手の事情で意図的に音信不通になっている場合は、ただ連絡先を調べるのではなく、別の対処が必要です。

音信不通の人を探す注意点と連絡が取れた際に気を付けたいこと

音信不通の人の連絡先が特定できたら、すぐにでも連絡を取って交流を再開したいと考えるのは当然です。しかし、音信不通になってしまった理由によっては連絡の仕方を慎重に考えなくてはならない場合もあります。
ここからは、音信不通の人を探す際の注意点と連絡が取れた際に気を付けたいことを紹介します。

最初に「なぜ連絡が取れなくなったのか?」を考えておく

音信不通の人を探す際に最初に考えておきたいのが「なぜ、音信不通になる状況になったのか?」という点です。

例えば、「年に数回は連絡を取っていたけど、互いに忙しくなり次第に疎遠になってしまった」という自然消滅のようなケースなら、特に問題はありません。
しかし、上記で紹介したような「相手が自暴自棄になっている」「不都合なことから逃げるために音信不通になっている」といったケースでは、探し方やその後の連絡の取り方の方針が大きく異なります。

音信不通の原因が明確にはわからないことも多いですが、まずはなぜ連絡が取れなくなってしまったかを考察することで、今後の探し方の方針を決めていきましょう。

次に「なぜ探しているか?」をきちんと説明できるようにする

音信不通になってしまった人を探すうえで、次にしっかり考えておきたいのが「なぜ自分はその人を探しているか?」という点を明確にしておくことです。

  • 昔の親友を探して、もう一度友情を取り戻したい
  • 懐かしい元カレに再会して、気持ちを伝えたい
  • 生き別れてしまった親に、一目だけでもあいたい

どんな理由だとしても、音信不通の人を探す際にはその人に近しい人たちにコンタクトを取り、近況を聞くことが最短距離となります。その際「自分は誰で」「なぜ相手を探しているか?」を明確にしておかなければ、相手にいらぬ不信感を抱かれてしまいます。

対象者が探してほしくない場合は慎重に方法を考える

音信不通の人を探す際に、次に考えておきたいのが「探したい人物が意図的に連絡を絶っている可能性があるか?」という点です。

例えば昔はとても仲が良い親友だったが、トラブルがあり関係を断つに至ったといった場合です。音信不通の相手を探し出せたとしても、相手との関係を再開させるのは難しいケースもあるでしょう。

こういった場合は、相手と接触を試みる際には細心の注意を払う、状況によっては第三者を挟んで連絡を取るなどの配慮が必要です。

できるだけ早く捜索を始める

音信不通の場合だけでなく、人探しの基本は「いかに早く捜索を始めるか」です。

例えば、年賀状で毎年やり取りしていたけど急に連絡が途絶えたといった場合は、転居からまだ日が浅いうちに行動することで、相手の連絡先を探し出せる可能性も高くなります。

連絡が途絶えてから時間が経過すればするほど相手の生活環境や状況も変わっていき、所在を追跡するのが難しくなります。

連絡を取りたい人物がいる場合は、考えあぐねている時間が長ければ長いほど不利になるということを心に刻んでおきましょう。

連絡が取れた際は、責める言葉はNG

音信不通の人と再び連絡がとれるようになった際気を付けておきたいのが、音信不通になった相手に責めるよな言葉をかけないことです。
もし相手に非があったとしても、第一声が「なんで連絡先を教えてくれなかったの?」「探すの大変だったんだから」といった言葉では、せっかくの関係再開のチャンスも台無しになってしまうでしょう。

連絡が取れた際は「また話せてうれしい」「こちらも忙しくてなかなか連絡ができなくてごめんね」など、相手の気持ちに立った発言を心がけることが大切です。

心配事がある場合は、直接会えないか確認する

音信不通になった相手が自暴自棄になっている、または連絡が取れない理由に心配な点がある場合は、連絡が繋がった際に直接会うなどの交流が取れないかを考えてみましょう。

LINEやメール、電話は手軽に連絡が取れる貴重な手段ではありますが、相手の状態を正しく把握するなら、直接相手の顔や目を見て話した方が良いでしょう。

まとめ

音信不通の人と再度連絡を取り合える関係に戻るのは簡単なことではありません。
相手に会いたい、声が聞きたいという気持ちがあるなら、小さな手掛かりを積み重ねて少しづつ相手に近づいていくための地道な捜索が必要です。

ネットが普及している現在、人が生活していいくなかでさまざまな痕跡が残り、そしてその痕跡を個人でもたどれる可能性があります。

再会したい人や気になる人がいるなら、ぜひ諦めることなくその人に会うために自分には何ができるのかを考えてみましょう。