既婚男性の一部には浮気をしている人がいます。その確率は26.4%と決して少ない数ではありません。浮気の理由は性欲を満たすため、刺激が欲しいため、魅力的な異性に出会ったためなど人それぞれですが、とくに夫婦関係の悪化は浮気のリスクが高まるでしょう。
この記事では、既婚男性の浮気率や夫が浮気した場合の対処法などを解説します。
- 既婚男女それぞれの浮気率
- なぜ結婚しているのに浮気をするのか
- 浮気中にみられる行動
浮気をしている既婚男性は全体の26.4%
相模ゴム工業株式会社が実施したアンケート結果によれば、既婚男性のうち、配偶者以外の女性と肉体関係にあると回答した人の割合は次のとおりでした。(※1)
- 特定の相手が1人いる:16.8%
- 複数人いる:4.3%
- 特定ではないがいる:5.3%
上記を合計すると、既婚男性のうち26.4%もの人が配偶者以外の異性と浮気をしていることになります。約4人に1人が浮気をしていることになるため、決して少ない数字ではありません。
既婚女性の浮気率は15.2%
相模ゴム工業株式会社によるアンケートは男性だけでなく、既婚女性へも実施しています。既婚女性へのアンケート結果は次のとおりです。(※1)
- 特定の相手が1人いる:13.6%
- 複数人いる:0.9%
- 特定ではないがいる:0.7%
合計15.2%と約7人に1人が浮気していることになります。既婚女性であっても、浮気している人は一定数いることが分かりますが、男性ほどではないといえるでしょう。
既婚男性が浮気してしまう理由
既婚男性と既婚女性とを比較すると、男性の方が約10%も浮気している割合が多くなります。このように既婚男性が浮気してしまう理由として考えられるのが次のような理由です。
- 性欲を満たすため
- 刺激が欲しいため
- 魅力的な異性に出会ったため
- 夫婦関係が悪化しているため
性欲を満たすため
既婚男性が浮気する代表的な理由が性欲を満たすためです。例えば夫婦間での性生活が満足いくものでない場合、男性は外でその欲求を満たそうとする傾向があります。また、仕事のストレスや疲れからくる性欲の高まりが原因で、性的な満足を得るために浮気を選択することがあります。
さらに、夫婦間の性生活がマンネリ化していることで浮気に至ることも少なくありません。性的な満足感が得られないことは、夫婦関係全体に悪影響を及ぼし、結果として浮気行動に繋がる可能性が高まります。
刺激が欲しいため
日常生活が単調になると、人によっては新しい刺激を求めるようになります。とくに長年同じパートナーと生活していると、日常の繰り返しに飽きてしまい、新鮮な刺激を求めて浮気に走ることがあります。仕事や家事が繰り返される中で、既婚男性によっては新しい出会いや異性との交流によって新鮮な刺激を得ようとすることがあるでしょう。この新しい刺激が浮気行動の一因となりかねません。
例えば、新しい職場や趣味の場で出会った異性との交流が、日常生活の刺激不足を補う形で浮気に発展するケースがあります。
魅力的な異性に出会ったため
既婚男性のなかには、魅力的な異性と出会ったことで浮気に走ってしまう人もいます。外見や性格が魅力的な相手に出会ったことで、自然と関心が向き、感情的なつながりが生まれかねません。とくに職場や趣味の場など、共通の話題が生まれる状況で出会った異性との関係が深まると、夫婦間の関係に亀裂を生じさせ、浮気へと発展するケースがあるでしょう。
夫婦関係が悪化しているため
夫婦間のコミュニケーション不足や信頼関係の崩壊も、浮気の原因です。
喧嘩の増加によって感情的な距離が生まれると、男性はその空白を埋めるためにほかの女性に目を向けることがあります。夫婦関係が悪化している場合、男性は家庭内でのストレスや不満を解消するために浮気を選びかねません。また、夫婦間のサポートや理解が欠如している場合、男性は外部でその不足を補おうとする傾向があるため、関係が改善しないのであれば浮気のリスクは高まります。
浮気をしている男性に見られる行動
男性が浮気している場合、次のような行動が見られます。
- 急に優しくしてくる
- スキンシップを拒否する
- 一人の時間が増えている
- 節約をしはじめる
- 家の中でもスマホを持ち歩く
夫に上記のような行動がいくつも見られるのであれば、浮気を疑ってみましょう。
急に優しくしてくる
浮気をしている夫は妻に対して急に優しく接することがあります。これはパートナーへの罪悪感を隠すためや、パートナーの信頼を取り戻そうとする意図が含まれていることが多いためです。例えば、普段よりも頻繁に愛情表現をするようになったり、プレゼントを突然贈るようになったりすることがあります。このような行動の変化に気づいた女性は注意が必要です。ただし、必ずしも浮気が原因とは限らないため、ほかの兆候と合わせて判断することが重要です。
スキンシップを拒否する
急に優しくしてくるのとは反対に、普段は積極的にスキンシップを取っていた男性が、距離を置くようになる場合、浮気の兆候かもしれません。例えば、以前は手をつないだり抱きしめたりすることが多かった男性が、急にそうした行動を控えるようになる場合があります。
また、性的な接触を避けるようになることもあります。こうした変化が見られた場合は、夫婦間のコミュニケーションを見直す必要があるでしょう。
一人の時間が増えている
浮気をしている男性は、一人の時間を増やす傾向があります。「仕事が忙しくなった」「趣味に時間を割きたい」と言い訳することが多いですが、実際には浮気相手との時間を確保するために一人の時間を増やしている場合もあります。例えば、以前は一緒に過ごしていた時間を急に減らし、「残業が増えた」と説明された場合は注意が必要です。
また、「友人と食事に行く」という口実で浮気相手との時間を作り出している可能性があります。このような行動の変化に気づいた場合は、夫婦間での時間の過ごし方を見直すことが必要です。
節約をしはじめる
突然の節約も浮気のサインです。外出費や通信費を節約するために、家計の見直しを始める男性は、浮気相手との交際費を隠そうとしている可能性があります。また、スマホのデータ通信を減らすなどの行動も見られます。また、急に電気やガスの使用量を抑えるようになったり、無駄な買い物を控えるようになったりすることがあります。
このように節約しはじめるのは、浮気にお金がかかるためです。とくに見栄っ張りな男性の場合、浮気相手にお金を出させないために節約をする可能性があります。
家の中でもスマホを持ち歩く
浮気をしている男性は、家の中でもスマホを常に持ち歩くようになります。浮気相手との通話やメッセージのやり取りを隠すために、部屋を移動しながらスマホを操作することが増えます。例えば、リビングや寝室などで頻繁にスマホを確認したり、他の部屋に隠して持ち歩くようになったりします。
また、スマホの通知音を消したり、プライバシー保護のために画面を隠すような行動も見られます。これらの行動は、浮気相手との連絡を秘密に保つための手段として行われている可能性があります。
夫が浮気している場合の対応方法
夫が浮気していることが分かった場合、次のような対応を検討しましょう。
- 夫との今後の関係を考える
- 証拠を集める
夫との今後の関係を考える
夫が浮気しているのであれば、浮気を許して関係を再構築するか、それとも離婚をするのか、相手との今後について考えましょう。
関係を再構築する
夫が浮気をしていたとしても、愛情や生活を理由にそのまま結婚生活を続けようと考える人もいるでしょう。このように夫と関係を再構築するのであれば、お互いの気持ちや今後の夫婦関係についてしっかり話し合うことが大切です。浮気をした夫を責めたくなるかもしれませんが、責めてばかりいると気持ちが離れていきかねません。今後良好な夫婦関係を築くためにも、夫の言い分にも耳を傾けましょう。
離婚をする
夫の浮気がどうしても許せないなどの理由で、離婚を選択する人もいるでしょう。夫と協議したうえで離婚する協議離婚で解決しなかった場合、家庭裁判所での調停、さらには離婚裁判と続きます。離婚裁判では、夫の浮気を証明する必要があります。
証拠を集める
協議離婚が叶わなかった場合は、裁判を有利に進めるために夫の浮気の証拠を集めていきましょう。浮気の証拠は離婚の際に役立つだけでなく、浮気相手に慰謝料を請求する際にも欠かせません。
浮気の証拠は夫と浮気相手にまつわる物であればなんでもいいというわけではありません。浮気を認めてもらうには不貞行為(肉体関係)が分かる証拠が有効です。具体的には、夫と浮気相手がラブホテルに入室する写真などが高い効力を発揮します。
証拠を集める際の注意点
夫の浮気の証拠は自力で収集可能です。しかし、自力で証拠を収集する際は次のような点に注意しましょう。
- 法律を遵守する
- 必要に応じてプロのサポートを得る
法律を遵守する
夫の浮気の証拠を集める際は法律を遵守しましょう。証拠集めに夢中になるあまり、知らないうちに違法行為に手を染めないよう注意が必要です。例えば次のような行動は法律に抵触する恐れがあります。
法律に抵触して集めた証拠は効力が認められません。それどころか、自身が罰則を科せられる恐れすらあります。
必要に応じてプロのサポートを得る
夫の浮気の証拠は自力で収集できるものの、スムーズに集められるとは限りません。それどころか証拠を集められない可能性すらあります。そのため、必要に応じてプロである探偵のサポートを得ましょう。
探偵に依頼することで次のようなメリットにつながります。
- 法律に抵触せずに証拠を収集できる
- パートナーにバレるリスクが少ない
- 調査報告書が証拠になる
- 調査終了後のサポートが期待できる
法律に抵触せずに証拠を収集できる
探偵は探偵業法に則り、法律を遵守しながら、専門的なスキルや経験を活かして確実な浮気の証拠を掴むことが可能です。
探偵業法では、個人ではストーカー規制法などに抵触しやすい尾行や張り込み調査が認められているため、法的なリスクに左右されずに裁判でも有効な証拠を確保できます。
パートナーにバレるリスクが少ない
探偵に調査を依頼するメリットは、パートナーに気づかれにくい点です。探偵は尾行や張り込みのノウハウを持ち、警戒されにくい状況を作り出すことが得意です。
自分で直接動いてしまうと、不自然な行動に気づかれ、逆に夫に証拠隠滅や警戒心を高めるきっかけを与えてしまう可能性があります。しかし、プロの探偵に任せることで、日常生活を保ちながら高い確率で確実な浮気の証拠を収集できるでしょう。また、浮気の有無を冷静に判断するための環境を整えることができます。
調査報告書が証拠になる
探偵は、調査結果を詳細にまとめた調査報告書を提出します。報告書には日時や場所、相手の特徴、写真などが客観的かつ論理的に整理されており、裁判所や弁護士へ提示する際に有効な証拠として機能します。
調査報告書にフォーマットはなく、探偵によって異なります。なかには証拠として効力が認められない報告書を提出する探偵もいます。そのため、事前にサンプルを確認させてもらいましょう。
調査終了後のサポートが期待できる
夫の浮気の事実が判明したあと、どのような行動を取るべきか迷うこともあるでしょう。
探偵によっては弁護士やカウンセラーを紹介するなど、依頼者に必要なサポートを提供してくれる場合があります。
このようなサポートを受けられれば精神的な負担が軽減され、あなたにとって最適な選択肢を見極めるための助けとなるでしょう。
夫が浮気しているかもと思ったらすぐに証拠収集を
既婚男性のうち、妻以外と肉体関係があると答えた人は約26%です。既婚女性の浮気率よりも多く、夫が急に優しくしてくる、スキンシップを拒否する、一人の時間が増えているといった兆候が現れているのであれば浮気している可能性があります。
夫が浮気をしている場合、証拠を集めておくことで浮気相手に慰謝料を請求可能です。浮気の証拠は夫と浮気相手の肉体関係が分かるものが必要です。
証拠収集には専門的な知識が求められるため、専門家である探偵に依頼するのがおすすめです。探偵であれば調査終了後のサポートも期待できます。