旦那が隠し事をする心理と嘘を見抜く4つの方法

「最近なぜかスマホばかり触っている…」「嘘をつくのが下手なのに、様子がおかしい」普段一緒にいるからこそ、妻は旦那の小さな変化にも気づいてしまいますよね。

そこでこの記事では、旦那の隠し事について「なぜ旦那という生き物は隠し事をするのか?」「旦那の隠し事を見破るポイント」「隠し事をさせない方法」の3つを解説していきます。

共に長い時間を過ごす夫婦故に、隠し事をされると傷つくし、不安になってしまいます。だからこそ旦那の真意を知り、対策をすることで大切な家族を守っていきましょう。

この記事を読んでわかること
  • なぜ旦那は隠し事をしてしまうのか?
  • 旦那の隠し事を見抜く4つのポイント
  • 旦那に隠し事をさせない方法とは?

なぜ旦那は隠し事をしてしまうのか?

そもそも世の夫たちは、なぜ妻に隠し事をしてしまうのでしょうか?隠し事について怒れる気持ちを収めつつ、まずはその心理を探っていきましょう。

怒られることがわかっているから

旦那が隠し事をしてしまう一番大きな理由は、そもそも事実を知られたら怒られてしまうことがわかっている場合です。これは例えば、

  • ダイエット中なのに、お菓子を食べた
  • 禁煙中なのに、実は仕事では煙草を吸っていた
  • 妻の大切にしていたものを、壊したorなくした

など、事実を知られてしまえば必ず怒られてしまうとわかっている時、できるだけ妻の怒りを買わないために事実を隠そうという心理が働きます。

またこの隠し事は上記のような、謝れば許してもらえる可能性があるものだけでなく、

  • 性的サービスのお店に行ってしまった
  • 同僚と浮気をしてしまった

と内容が深刻な場合も含まれます。怒られることは、誰だって好きではありませんが、特に妻が怖いと思っていたり許してもらえないだろうと考えている夫に多い理由です。

言語化するのが苦手だから

男性の中には、そもそも自分の行動について言語化するのが苦手な人がいます。

例えば、同僚の女性から相談のために、一緒に居酒屋で飲食し相談に乗った。という場合、特にやましいことがなければ、妻に話しても問題はないはずです。

しかし、男性の中には「なんであなたが相談に乗る必要があったの?」「その女性社員はなぜあなたを選んだの?」「本当に女性社員とは何もなかったの?」など、妻から発せられる質問にうまく返す自信がない人は「それならば言わなければいい」と自己完結してしまうのです。

特に普段から寡黙な人などの場合は、「下手なことを言って不安にさせるのもよくない、説明も難しいから黙っておけばいい」と考え、結果的に事実を隠してしまう傾向があります。

面倒だから

怒られると感じたり、言葉にすることが苦手な人と異なり、もっとも厄介なのが、「面倒だから」という理由で隠し事をするタイプです。

この面倒だからという理由で隠し事をするタイプは、妻に対して「あいつはうるさい」「めんどくさい女だ」と感じている人が多く、隠し事をする原因を、妻側に責任転嫁することで自分を正当化しています。

言語化がするのが苦手だからと少し似ていると感じるかもしれませんが、言語化が苦手な人は「自分の説明では妻を不安にさせてしまうかもしれないから、言わないでおこう」という妻側への配慮があるのに対して、面倒だからという理由の場合は「自分が話すのがめんどくさいから」「妻が面倒な性格をしているから」と、無意識に相手に原因を擦り付ける傾向があり、そのため隠し事がばれた場合も反省などが薄く、隠し事をする中で最も厄介な理由であるといえます。

妻の反応につかれているから

旦那の中には、事実を話した場合の妻の反応に疲れ切っている人もいます。

例えば、少し帰りが遅くなった時に、「繁忙期だから、すごく忙しい。場合によっては会社に泊まることもある」と説明していても、「なんでそんなに忙しいの?」「本当にどうしても帰れないの?」「本当は浮気してるんでしょ?」など、きちんと説明しても理解してもらえないという経験を繰り返すと、そもそも説明自体をやめてしまうという現象がおきてしまいます。

人は学習能力があるからこそ、何度も同じ徒労を味わってしまうと、そもそも最初から期待しなくなったり、あきらめるといった行動をとる傾向があります。

もし普段から色々なことを厳しく言いすぎている、問い詰めたり感情的になることがある。といったことに心当たりがある場合は、まずは自分自身を振り返る必要があるかもしれません。

旦那の隠し事を見抜く4つのポイント

それでは旦那が隠し事をしてしまう心理を知ったところで、次は旦那の隠し事を見破る方法を見ていきましょう。

視線をチェックする

旦那に怪しい点がある場合は、その話を聞きながら視線がどこを向いているかを確認してみましょう。

一般的に右利きの人の場合は、右上を見ながら話しているときは「何かを創造している(嘘をついている)」、左上を見ながら話しているときは「記憶を想起している(思い出している)」といわれています。

これは右脳と左脳で、「創造する脳の部位」と「記憶を取り出す脳の部位」が異なることで起こる生理現象の一つで、どこを向いて話しているかで嘘をついているかどうかを判断する材料の一つになります。

話している様子をチェックする

話している状態を観察することでも、嘘を見抜くことができます。例えば以下のような点をチェックしてみましょう。

  • 話し方が急に早口になっていないか?
  • 話すとき腕を組んで話していないか?

急に話し方が早くなるのは、早くその話を終わらせたいと無意識に思っている現れで、腕を組んでいるのは「相手との距離を取りたい」「不安を解消したい」という表れとされており、両方とも心理的に不安な時によくみられる現象です。

こうして身体的な変化を見ていくだけでも、相手が嘘をついている可能性があるのか?何か様子はおかしくないか?などを知ることができます。

同じ話を何度も聞く

なんとなく変だと感じているなら、不安な出来事について時と場合を変えて何度か同じ質問をしてみましょう。

多くの人は嘘をつく場合、そこまで細かなディテールにこだわることができません。このため、同じ話を何度も繰り返し聞くと、以前の話と違う話が出てきたり、そもそも以前の話と辻褄が合わない点が出てくるなど、矛盾を見つけることができます。

この点もしその話が事実の場合は、そもそも本当のことを何度聞いても、そうした矛盾は生まれず違いに気づくことができます。

カマをかけてみる

もし確実におかしいと感じる場合は、冷静に「それは本当のはなしなの?」「隠し事しているんじゃないの?」とカマをかけるのも一つの方法です。

この時旦那が、急に怒り出したり、冷静さを失った場合は、どんな嘘をついているかはわからなくても、嘘をついているという確証をえることができます。

人は図星を指されてしまうと、焦ったり、混乱したりと精神的な動揺がみられるものです。ただカマをかける場合は、日常的に使うことは避け、ここぞという一撃として利用してみましょう。


旦那の隠し事を見抜く方法は、論理的な方法からズバリと聞いてしまうものまで色々あります。ただ隠し事をしていることを見抜いたとしても、それを本人に伝えるかは隠している内容によるためその点は注意しておきましょう。

またもし隠し事が「浮気」だと感じている場合は、この方法だけでなく以下の記事も併せて読んでみましょう。

旦那に隠し事をさせない方法とは?

旦那が隠し事をする心理と見抜く方法を知ったところで、そもそも旦那に隠し事をさせない方法はないのでしょうか?

すぐに感情的にならない

普段からすぐに感情的にならないことも、夫の隠し事を未然に防ぐことにつながります。

人間には学習能力が備わっているため、例えば何気ないことでもすぐに感情的になってしまう妻を持つ夫は「ちゃんと説明しても、すぐにヒートアップして話にならない」「すぐに感情的になり、話を聞かない」といった感情を持ち、そもそもきちんとした説明自体を放棄する傾向があります。

夫婦で話し合いができる状態でなければ、次第に隠し事ができてしまうため、まずは夫に隠し事をさせないためには、あなた自身が冷静に話し合える環境を作ることが大切です。

嘘をつかれたら、悲しい気分になることを伝える

隠し事のために嘘をつかれたら、悲しい気持ちになることをしっかり伝えておきましょう。

「なんで隠し事なんてするの!」という怒りの気持ちをぶつけるよりも、「こんなことをされたら悲しい気持ちになる…。」という寂しさや悲しさを正直に相手に伝えてみましょう。

怒りは相手に反発を生みますが、悲しみの共有は素直に相手に反省や罪悪感を生むことになり、隠し事を未然に防ぐことに繋がります。

普段から色々なことを話せる環境づくりをする

普段から、些細なことでも報告しあったり、会話したりする環境づくりをしてみましょう。

「今日ね、娘ちゃんがお友達とこんなことをしたんだよ」「仕事忙しそうだけど、最近は調子どう?」など、自分から家族の様子を伝えるだけでなく、相手の体調や仕事の様子を気遣い声をかけることも大切です。

こうした会話ができる環境を普段から整えておくと、「最近上司が変わって、仕事が本当に大変なんだ…」「覚えることが多すぎて、今はいっぱいいっぱいで…」など心の内を聞けるだけでなく、話すことで夫のストレスを減少させることにもつながります。

隠し事をしてしまう大きな理由に、そもそも家庭環境がそうしたことを共有する状態になっていないということも挙げられるため、隠し事をさせないだけでなく、夫婦関係もよくなる「話せる環境」を作る工夫をしていきましょう。


こうして夫に隠し事をさせない理由を見ていくと、どれも特別なことではなく、普段の生活の中で少し気を付ければ取り入れられることが多いことがわかります。

こうした対処法を取り入れることは、隠し事を防ぐだけでなく、普段の夫婦関係を良好に導くことにもなるため、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。

まとめ

大切なパートナーである夫に、隠し事をされるというのはとても辛い状況です。隠し事をされてしまうからこそ、「ほかにも隠していることがあるんじゃないか?」「もっと深刻なことを、相談してくれていないんじゃないか?」と疑う気持ちもあふれてきてしまいます。

ただ実際に夫が隠し事をする心理を見ていくと、ただ「怒られるのが嫌だから」や「説明するのがめんどくさいから」など、意外にも子供っぽい理由で隠し事をしていたという現実も見えてきます。

隠し事がない家庭を作るには、日々の小さな努力の積み重ねが大切です。小さな嘘で家族の心がバラバラにならないためにも、ぜひ、取り入れやすいことから試していきましょう。