相手に知られずに居場所を調べる4つの方法|アプリや注意点を解説

「最近夫の様子がおかしい…」「子供がどこにいるか話してくれない」など、相手が今どうしているか心配になることは誰にでも起こりえます。

そこでこの記事では、相手に知られずに居場所を調べる方法を詳しく解説していきます。

相手のことを信用したいけれど、きちんとした裏付けが欲しい。相手の気分を害さず安心したい。

居場所を突き止めるだけでその願いが叶うのであれば、注意点もしっかり頭に入れて、自分にはどんな方法が試せるのかを考えてみましょう。

この記事を読んでわかること
  • 相手に知られずに居場所を調べる4つの方法
  • 相手に知られずに居場所を調べる際の注意点

相手に知られず居場所を調べることは可能?

相手に知られず居場所を調べることは、十分可能です。ただし、やり方によっては違法性があるためどんな方法を使うかは十分検討が必要です。

また居場所を調べる方法の違法性は、夫婦・親子・恋人などの関係性でも異なります。自分のケースではどんな方法が試せるのか、どんなことに注意すればよいのかをしっかりと考えてから適切な方法を検討しましょう。

相手に知られずに居場所を調べたいのはどんなケース

相手に知られず居場所を調べることができるのが分かったところで、それでは相手に知られずに居場所を知りたいケースにはどんなものがあるのでしょうか?

浮気現場を押さえたい

浮気現場を押さえる際には、相手に知られずに居場所がわかっていると決定的な証拠の取得に役立ちます。例えば、夫の手帳や浮気相手とのやりとりを見て、会う日時と場所が判明している場合です。相手に気づかれていなければ、親密にしている場面やホテルに出入りする現場を撮影できます。

この他にも浮気の確証がない場合、怪しいと感じた日時にどこにいるかを把握できれば、浮気をしている確証を得ることもできます。

反抗期の子供の居場所を把握したい

親はいくつになっても子供のことが心配なもの。しかし年頃になるほどに、誰と遊ぶか?どこで遊ぶか?などを報告しなくなっていきます。

子供自身に知られることなく居場所がわかれば、子供の反発心を刺激せず親の安心にもつながります。また、万が一事故や事件に巻き込まれたときにいち早く異変に気づくことができ、迅速に対応できるでしょう。

恋人のことが心配

浮気調査と似ていますが、まだ夫婦関係でなくても恋人の普段の動向が気になる場合もあります。例えば最近そっけないと感じている場合は、もしかしたら相手が浮気をしているかもしれません。

また遠距離恋愛の場合は、なかなか連絡が取れないからこそ恋人のことが心配になってしまいます。ただ恋人関係の場合は、親子や夫婦とは異なり法に抵触するリスクが高まるため、どんな方法をとるかについて注意が必要です。


相手に知られずに居場所を知りたいというニーズは、夫婦間・親子間・恋人同士など様々です。それぞれの状況によって取り入れるべき方法が変わるので、自分はどの場合に該当するだろうかとぜひ一度考えてみましょう。

相手に知られずに居場所を調べる4つの方法

ここからは相手に知られずに居場所を調べる具体的な方法を見ていきましょう。

浮気調査アプリを使う

浮気調査アプリを使うことで相手に知られずに居場所を調べることができます。ここでは代表的な浮気調査アプリを紹介していきます。

ケルベロス

代表的な浮気調査アプリです。もともとは子供や老人の見守り、紛失盗難防止のために作られたアプリですが、機能が浮気調査にも使えることから浮気調査アプリとして流用されています。使用するには相手のスマホにインストールする必要があります。

具体的にインストールすると、以下のことができるようになります。

  • 位置情報が確認できる
  • カメラ機能が遠隔操作できる
  • 録音機能が遠隔操作できる
  • ショートメール・通話履歴を確認できる
  • アプリのアイコンを非表示にできる

最初の7日間は無料で使用できますが、その後は1年間で5ユーロ(約800円)必要となります。居場所を調べるだけでなく、他機能について興味がある場合は検討してみましょう。

Prey Anti Theft(プレイアンチセプト)

紛失や盗難を目的として作られたアプリです。有料版と無料版がありますが、相手に知られずに居場所を調べたいだけの場合は、無料版で十分に対応できます。相手のスマホにインストールすると、以下のことができるようになります。

  • 位置情報が確認できる
  • 特定のエリアに入ったら教えてくれる
  • カメラ機能が遠隔操作できる

ただこちらは基本表記が英語になっているため、慣れるまでに使いにくさがあります。またケルベロスとは異なり、最新版ではカモフラージュ機能がなくなったため、「相手に知られずに」という点では少し不安が残ります。

mSpy

mSpyは子供や老人の見守り、従業員の監視のために開発されたアプリです。現在ではケルベロスと同様に機能が浮気調査にも適していることから、浮気調査アプリの一つとして認知されています。具体的にmSpyでは、以下のことができます。

  • SMSの閲覧ができる
  • LINEが閲覧できる
  • 位置情報が確認できる
  • WEBの閲覧履歴を確認できる
  • アプリのアイコンを非表示にできる

無料期間が7日間ありますが、継続して使用する場合は有料プランへの加入が必要です。プランはプレミアムプランの1種類のみとなっており、月額$69.99(約10,369円)とかなり高額です。年払いだと料金が安くなりますが、導入前に位置情報以外の機能の必要性をよく考えた方が良いでしょう。

NauNau

友人や家族同士での位置情報共有アプリです。もともとはzenly(ゼンリー)という、同じく友人や家族同士での位置情報のアプリがありましたが、zenly(ゼンリー)のサービス終了に伴い現在主流となっているアプリです。

特にアイコンを隠す機能などはないため、このアプリで相手に知られず位置情報を知るためには、アプリのアイコンをどこに隠しておくかが重要です。iPhone・Androidの両端末で使えるだけでなく無料で利用できるのも魅力の一つですが、導入前にはバレるリスクなども考え慎重に検討しましょう。

以下の記事ではこの他の浮気調査アプリを詳しく解説しています。居場所を知るだけでなく、浮気調査アプリについて興味のある方は合わせて読んでみましょう。

スマホの機能を使う

iPhoneやAndroidのスマホの機能を使って位置情報を調べることができます。

iPhoneの「探す」

iPhoneには紛失や盗難の際に、自分のiPhoneを探す機能が標準搭載されています。「探す」の機能を使って居場所を特定するには、見つけたいiPhoneの「AppleID」と「パスワード」が必要になります。

この二つを取得できたら、PCのiCloudから見つけたいiPhoneをログインし「探す」の機能を使えば、該当するiPhoneの居場所を突き止めることができます。ただし、探すの機能を使う場合、初めてiCloudにログインするPCで操作を行うと、相手のiPhoneに「このデバイスを信用しますか」というメッセージが送られてしまうため、もし「探す」の機能で相手に知られずに位置情報を知りたい場合は、すでに信頼できるデバイスとしてiCloudにログインしたことがあるPCが必要です。

このため家族で共用のPCを使っており、そのPCでiCloudにログインしたことがある。といった場合は、相手に知られることなく現在位置を調べることができます。

Androidの「デバイスを探す」

Androidの「デバイスを探す」という機能を使えば、iPhoneの場合と同様に条件を満たせば相手に知られることなく居場所を特定できます。具体的に相手に知られずに居場所を調べるためには以下の条件を満たしている必要があります。

  • 相手のGoogleアカウントにログインできる
  • 相手のAndroidの位置情報がオンになっている
  • デバイスを探すが有効になっている
  • 最新の位置情報を保存するがオンになっている

上記のことをクリアしていれば、相手の居場所を探すことはできますが、このまま情報を取得すると相手に誰かが位置情報を取得していると通知が届いてしまいます。通知を送らないために、必ずAndroidの「設定」→「アプリケーション管理」→「Googleplay開発者のサービス」からの通知を無効化しておきましょう。

ただこのように具体的にAndroidの「デバイスを探す」の機能を使った位置情報の特定方法を見ていくと、相手のスマホに触り設定を変更したり、IDやパスワードを事前に把握するなどかなりバレるリスクがあります。

実際に取り入れる際には、本当に全てをスムーズに実行できそうかを考えてから行動に移しましょう。

GPSを使う

GPS機器を使うことで相手に知られずに居場所を調べることができます。具体的にGPS機器には2種類あり、それぞれの利点があるためどちらを選ぶかは自分の状況で判断しましょう。

現在位置を知りたいなら「リアルタイムタイプ」

相手の現在位置を知りたい場合は、リアルタイムタイプのGPSを使用しましょう。

リアルタイムタイプを使用するには通信契約が必須です。レンタルを利用して通信費込みのプランを選択するのが現実的でしょう。ロガータイプに比べると導入金額が高くなるため、導入前にはその点も許容できるかを考えておきましょう。

行動履歴を知りたいなら「ロガータイプ」

行動履歴を知りたいならロガータイプのGPSを利用しましょう。ロガータイプはリアルタイムタイプとは異なり、GPS機器を取り付けその情報を後で回収することで行動履歴を把握していきます。

また、通信契約の必要がないためコストを抑えることができます。一方で、現在位置を把握できないのがデメリットです。リアルタイムタイプとロガータイプ、どちらが適切かは自分の状況を踏まえて判断しましょう。

以下の記事ではどんなGPSがよいかについて詳しく解説しています。GPSを取り入れる際には合わせて読んでおきましょう。

カーナビ・ドライブレコーダーを使う

目的地履歴や走行履歴を使って、相手の居場所を調べる方法もあります。

カーナビの「目的地履歴」を見ることで、いつその場所に行っていたかを調べることができます。この他にも走行ルートを地図上に示す「走行履歴」を確認することで、どんなルートを走っていたかを確認できます。ただ「走行履歴」は、機種によって数週間で上書きされてしまう機器もあるため、カーナビで居場所を調べる場合は早めの証拠確保が必要です。

ドライブレコーダーを使えば、いつどんな場所を走行していたかを知ることができます。ドライブレコーダーも「走行履歴」と同様に上書き保存されていくため、証拠確保の際はデータが消える前にSDカードに保存するなどの対応をしましょう。

カーナビやドライブレコーダーは、リアルタイムで相手の居場所を調べる事には不向きです。しかし、怪しい日時に何をしていたかなど詳しく調べられます。どちらも最初から付いているものなので、相手にバレるリスクも最小限に抑えることができるでしょう。


相手に知られずに居場所を調べる方法を見ていくと、機器を必要とするものから普段使っているものの延長線上で利用できるものなど、さまざまな選択肢があることがわかります。

ただ今回紹介したものの中には、利用方法によっては法に抵触してしまう可能性があるものも含まれています。自分の使い方が問題がないか、以下の注意点も確認してから導入を検討しましょう。

相手に知られずに居場所を調べる際の注意点

相手に知られずに居場所を調べる方法は多くありましたが、具体的に行動する前に必ず導入に際しての注意点を確認しておきましょう。

やり方によっては違法性がある

導入の仕方によっては、違法性があることを認識しておきましょう。ここでは具体的にどんな法に抵触する可能性があるかを紹介していきます。

不正アクセス禁止法

「不正アクセス禁止法」とは、不正アクセス行為やそれに繋がるデータの不正取得・不正保管・アクセスを助長する行為を禁止する法律です。(参照:「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」法令検索より)

相手のIDやパスワードを許可なく使い情報を閲覧する、パスコードを勝手に入力しスマホを許可なく閲覧する行為が該当する可能性があります。

プライバシーの侵害

「プライバシーの侵害」に該当する行為としては、個人情報や人に知られたくないことをみだりに他者に知られたり、勝手に公開されることが挙げられます。

相手に知られずに居場所を調べる際、相手に許可なくGPSを持ち物に取り付けたり、居場所を調べるために相手の持ち物を漁るったりするなどの行為をした場合、プライバシーの侵害に該当する可能性があります。

不正指令電磁的記録供用罪

「不正指令電磁的記録共用罪」とは、正当な理由なく、人が電子機器を利用する際に意図しない行動させたり、意図する行動をさせない不正な指示を与えることを禁止する法律です。(参照:「刑法168条の2第2項」法令検索より)

具体的にはPCにウイルスを感染させ、意図した操作をできなくしたり、データをばらまくなど意図しない行動をさせることがこの罪に該当します。相手に知られずに居場所を調べる場合は、浮気調査アプリなどを相手の許可なくインストールする行為などが抵触する可能性があります。

ストーカー規制法

「ストーカー規制法」とは、つきまとい・待ち伏せ・押しかけ・見張り・うろつき・監視・交際の要求などの、ストーカー行為を禁止するための法律です。(参照:「ストーカー行為等の規制等に関する法律」法令検索より)

夫婦間であれば浮気調査の際にこうした法が適用されることは少ないですが、恋人同士の場合は居場所を調べるために張り込みを行うなどの行為も、ストーカー規制法に抵触する可能性があります。

令和3年に改正が行われ「GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得」や、「位置情報記録・送信装置(GPS機器等)を取り付ける行為」も新たな規制の対象となりました。

違法性がある証拠は使えない

違法性がある証拠は、裁判や調停では証拠として使えないことを知っておきましょう。

例えば相手の持ち物に勝手にGPSを忍ばせて、その位置情報を浮気の証拠として提出したとしても、相手に無断でGPS機器を取り付けることは法に抵触する恐れがあり証拠として認められないこともあります。

どんなに決定的な証拠だとしても、その証拠を収集するために違法性があることをした場合は、その証拠の有効性は認められません。裁判での離婚や慰謝料請求を考えている場合は、安全な方法での情報収集を心がけましょう。

相手にバレた場合信用を失う

調べていることがバレた場合、信用を無くす可能性があることも考慮しておきましょう。

相手に知られずに居場所を把握するということは、「あなたのことを信用していませんよ」「あなたのことを疑っていますよ」と思われていると取られかねません。素人が自力で居場所を突き止めようとすると、浮気調査アプリなら身に覚えのないアプリがインストールされていることに気づく、GPS機器なら設置しているのが見つかるなどバレるリスクはそれなりにあります。

どんな方法でも絶対にバレないとは言い切れないため、実際に試す前にバレたらどうなるかといった点も真剣に考え、実行するかを検討しておきましょう。


相手に知られずに居場所を調べる方法は、多くの違法性を孕んでおり、見つかった場合は相手からの信用を無くすなど、非常にハイリスクです。注意点をしっかり把握したうえで、どんな方法を試すかを検討しておきましょう。

まとめ

相手に知られずに居場所を調べる方法を実際に見ていくと、違法性があるやり方も多く取り入れる際には注意が必要なことがよくわかりました。

ただ相手のことを真剣に考えたり心配をしているからこそ、相手に嫌な気分になったり、不信感を持たれないために秘密裏に居場所を把握したいと思うこともあるでしょう。

実際に試す際には、試した際の成果とリスクを天秤にかけ、実行に移すかを慎重に判断していくことが大切です。