エアタグで浮気調査は難しい!バレる可能性と違法リスクについて解説

エアタグで浮気調査は難しい!バレる可能性と違法リスクについて解説

Appleのエアタグを持ち物に取り付けておくと、その持ち物をうっかり置き忘れても現在地を確認できます。このエアタグの機能を相手の位置を把握するために使い、浮気調査に役立てられないかと考える人も多いようです。

こちらの記事では、エアタグでの浮気調査はバレる可能性が高く、違法リスクもあることを詳しく解説します。

この記事を読んでわかること
  • AirTagにできること
  • AirTagがバレてしまう原因とは
  • AirTagを使った浮気調査での注意点

Appleのエアタグ(Airtag)について

Appleのエアタグ(Airtag)について

エアタグとは、持ち物を見つけるための便利なトラッキングデバイス(位置を追跡するためのデバイス)です。例えば、エアタグを財布や鍵などに取り付けておけば、紛失したときに位置を追跡できます。

値段やサイズなどは次のとおりです。

【値段】

1個入り:4,980円

4個入り:16,980円

【サイズ】

直径:31.9mm

厚さ:8mm

【重さ】

重量:11g

500円玉が直径26.5mmなので、それより少し大きいぐらいです。バッテリーは1年以上使えるようになっていて、交換のタイミングは自分のiPhoneに通知が届きます。耐水性能もあるため、万が一水たまりに落としてしまっても安心です。

エアタグにできること

エアタグは小型のトラッキングデバイスであるため、次のようなことができます。

  • 位置情報の追跡:鍵やかばんなどに取り付けて、位置を追跡できる
  • 「探す」アプリ:エアタグ近くのデバイスが検知して位置情報を確認できる
  • 紛失モード:見つけてくれた人がNFC対応スマホをエアタグに当てると持ち主の連絡先情報を表示する
  • サウンド再生:エアタグで音を鳴らして探すことができる

例えば、エアタグを、紛失しやすい財布やかばんに入れておくと、紛失した場合に音を鳴らしたりマップ上に表示させたりすることで場所を特定できます。

エアタグの使用手順

エアタグの使用手順はとても簡単です。

  1. iPhoneのBluetoothをオンにする
  2. エアタグをiPhoneに近づける
  3. ポップアップが表示されたら接続をタップする
  4. エアタグの名前を入力する
  5. Apple IDに登録する
  6. 追跡したい持ち物に取り付ける

エアタグの位置情報を知りたい場合には、iPhoneの「探す」アプリを選択し、登録した持ち物の名前をタップします。

エアタグが使用できるのはiPhoneのみ

エアタグはAppleデバイス専用の紛失防止タグのため、スマホではiPhoneにのみ対応しています。「探す(Find My)」ネットワークが利用できないandroidでは使用できないため注意しましょう。

最近ではandroid対応の紛失防止用スマートタグも数多く販売されており、なかには財布に入れられるカード型のスマートタグもあります。

エアタグの追跡機能で浮気調査できる?

エアタグの追跡機能で浮気調査できる?

エアタグの追跡機能で浮気調査ができるかというと、エアタグではバレる可能性が高いため現実的な方法ではありません。

確かに、エアタグをパートナーの持ち物に入れた場合、持ち物と一緒にパートナーの居場所を把握できるかもしれません。しかし、Appleはエアタグを不正利用できないようにさまざまな対策をしています。通知や警告音などで、パートナーにバレてしまう可能性は非常に高いでしょう。

また、エアタグを無断でパートナーの私物に取り付けることは、プライバシーの侵害※1)に問われる可能性もあります。どうしてもエアタグを取り付けたいのであれば、相手に許可を取るか、夫婦共有の財産(自家用車など)に取り付ける必要があります。しかし、これでは行動把握のための調査は大きく制限されてしまいます。

エアタグを浮気調査に使用するのはあまり効果的ではないため、ほかの方法を考えた方が良いでしょう。

エアタグで浮気調査をしてもバレる4つの要因

エアタグを使った浮気調査がバレてしまう具体的な要因は次のとおりです。

  1. 相手のスマホにも通知されてしまう
  2. 警告音が鳴る
  3. アプリで探せる
  4. 不正利用を防止する対策がされている

1. 相手のスマホにも通知されてしまう

1. 相手のスマホにも通知されてしまう

エアタグは、世界中のiPhoneと紐づけることで紛失物を見つけられるような仕組みになっています。そのため、エアタグが近くにあると、他人のiPhoneであってもそのエアタグを検知してスマホに通知が来てしまうのです。

例えば、パートナーのかばんにエアタグを忍ばせた場合、パートナーのスマホが近くにあればエアタグの存在がバレる可能性が高いでしょう。

「それでは、Andoroidなら通知されないのでは?」と思うかもしれません。しかし、Andoroidであっても、専用アプリがインストールされていれば通知が届いてしまいます。

2. 警告音が鳴る

エアタグは特定の条件で警告音が鳴るようになっています。例えば次の状況下では、エアタグ 本体から警告音が鳴ってしまいます。

  • エアタグが所有者のデバイス(iPhone)から離れすぎたとき
  • エアタグが他人の持ち物(iPhone)と一緒に移動したとき
  • 所有者がアプリを利用して警告音を鳴らす操作をしたとき

仮に浮気調査目的でパートナーのかばんにエアタグを忍ばせても、警告音が鳴ってしまうと、パートナーはエアタグの存在に気がついてしまうでしょう。

また、「探す」ネットワークでエアタグのシリアル番号や登録者の電話番号下4桁などの情報がわかるため、誰がエアタグを仕込んだかもすぐにバレてしまいます。

浮気調査がバレてしまうと、相手の警戒心が強まり今後の浮気調査が難しくなるでしょう。

3. アプリで探せる

GPSやエアタグを検出するアプリもあります。パートナーがわざわざそのようなアプリをインストールしている確率は低いですが、浮気を疑っていることを悟られていた場合、アプリをインストールして警戒している可能性もあります。

また、パートナーが元々警戒心が高く用心深い性格であれば、万が一のためにアプリをインストールしているケースもあるでしょう。

4. 不正利用を防止する対策がされている

Appleはエアタグの不正利用(ストーカー行為など)を防ぐために、次のような対策を講じています。

  • 不審なエアタグをiPhoneに通知
  • 警告音

他人のエアタグと一緒に移動していると警告音が鳴り、iPhoneに通知されるため、無断でパートナーの荷物にエアタグを忍ばせても、すぐに相手にバレてしまうでしょう。

そもそもエアタグは紛失物を見つけることを目的としたデバイスです。無駄なトラブルを起こさないためにも、本来の用途以外で使用するのは避けた方がいいでしょう。

エアタグで浮気調査をする違法リスク

エアタグで浮気調査をする違法リスク

エアタグ で浮気調査をするのは、次の違法リスクがあります。

  • プライバシーの侵害
  • ストーカー規制法違反

エアタグを軽い気持ちでパートナーの持ち物に忍ばせてしまうと、違法で訴えられてしまう可能性があるでしょう。さらに、違法に得た情報は法的な場で証拠として採用されることはありません。以下で詳しく説明します。

プライバシーの侵害

エアタグを他人の持ち物に無断で取り付けて追跡調査することは、プライバシーの侵害となる可能性があります。エアタグでの追跡が相手にバレて話し合いが拗れてしまった場合、民事裁判で損害賠償を請求されてしまうかもしれません。

また、裁判問題にまで発展しないとしても、パートナーとの関係が悪化し、話し合いがこじれる可能性があります。

ストーカー規制法違反

エアタグを使用し、無断で他者の行動を追跡する行為は、ストーカー規制法違反(※2)に問われる可能性があるでしょう。2021年のストーカー規制法改正により、GPS機器などを使って他人の位置情報を取得することは規制対象となっています。

恋人同士はもちろん、たとえ夫婦間であっても、場合によっては違法行為とみなされる可能性があります。

エアタグだけでなく、ほかの相手に無断でGPSを設置し、位置情報を取得するのは控えたほうがよいでしょう。

浮気調査は探偵に依頼するのがおすすめ

ここまでご紹介したように、エアタグやGPSを利用して自力で浮気調査することは、相手にバレるリスクや違法リスクが高い方法といえるでしょう。

浮気を理由に離婚や慰謝料請求を考えている場合、できるだけリスクを負わずに確実な浮気(不貞行為)の証拠を手に入れる必要があるため、軽率な調査は避けるべきです。

バレないように浮気調査をして、合法的に証拠を入手するのであれば、探偵事務所に依頼するのがおすすめです。

探偵ならバレずに行動を把握できる

探偵ならバレずに行動を把握できる

まず、プロの探偵であれば、バレずに調査対象の行動を把握できるでしょう。

例えば、配偶者が尾行をすればすぐにバレてしまいますが、探偵であれば、顔を知られていないため、バレる心配も少ないでしょう。

また、探偵が行う尾行や張り込みは、探偵業法でも認められており、違法性がありません。できるだけリスクを負わずに浮気調査をしたいなら、信頼できる探偵に依頼するのが適切でしょう。

離婚・慰謝料請求に必要な浮気の証拠を入手できる

離婚・慰謝料請求には、次のような不貞行為(肉体関係)があったと立証できる証拠が必要です。

  • ラブホテルに出入りする鮮明な画像
  • 性行為をしている画像

浮気の当事者が食事をしたり、手をつないだりしている写真だけでは浮気の証拠とはみなされないでしょう。探偵は、離婚・慰謝料請求に必要な浮気の証拠がどのようなものであるかを熟知しています。自力で調査するよりも、ずっとスムーズに必要な証拠を集められるでしょう。

エアタグでの浮気調査は難しい!探偵に任せよう

エアタグは、あくまで紛失物を見つけることを目的としたデバイスです。Appleが不正目的に利用できないように対策していることもあり、エアタグ を浮気調査に応用することは難しいでしょう。

もしも、パートナーの行動を把握し、浮気の証拠を得たいのであれば、プロの探偵に調査を依頼することをおすすめします。探偵であれば、独自のスキルで浮気の証拠を入手できるでしょう。