結婚しても夫のなかには過去に交際した女性のことが忘れられないという人もいます。日頃は思い出さなくても、思い出の物に触れる、女性のSNSを目にするなどの理由で女性に気持ちを持っていかれてしまうことがあるでしょう。
このように夫が過去の女性のことを忘れられない場合、適切な対応を取りましょう。
この記事では既婚男性が忘れられない女性の特徴や気持ちを取り戻すポイントなどを解説します。
既婚男性が忘れられない女性の5つの特徴
既婚男性が過去に忘れられない女性には、いくつか共通する特徴があります。これらの特徴を理解することで、夫が過去にどんな感情を抱えているのか、そしてそれに対してどうアプローチすれば良いのかを考えるヒントを得られるでしょう。
具体的には次のような特徴を持つ女性は、既婚男性が忘れられない傾向にあります。
- 妻とは違う魅力がある
- 一途に接してくれた
- 付き合いが長かった
- 好相性だった
- あっさり別れた
妻とは違う魅力がある
妻とは違う魅力を持ってる女性と付き合っていた場合、既婚男性はその女性をなかなか忘れられないことがあります。
結婚生活が長くなるにつれ、最初の頃に感じていた新鮮さや興奮は薄れていきます。そのため、過去の女性が持っていた独特の魅力が、夫にとって心に残りやすいのです。元カノや初恋の女性が持っていた特別な魅力が、時間が経つにつれてさらに強く感じられることもあるでしょう。
一途に接してくれた
一途に接してくれた過去の女性は、夫の心に深く残ります。若い頃に一途に愛された経験が、夫にとっては非常に特別なものであり、その感情が長期間消えないこともあるでしょう。結婚後、夫が妻に対してそのような愛を感じることが減ってくると、過去の女性に対して未練や思いが強くなりかねません。
付き合いが長かった
付き合いが長かった場合も、忘れられない女性として夫の心に残っているでしょう。時間を共に過ごした相手というのは、簡単には忘れられません。特に、一緒に過ごした年月が多ければ多いほど、その女性への感情が強くなりやすいです。過去に何度も一緒に経験した出来事や思い出が夫の心の中で鮮明に残り、それが夫にとって特別なものとして再燃することがあるのです。
好相性だった
過去の女性との相性が非常に良かった場合、夫にとって忘れられないポイントになり得ます。性格や価値観が非常に合い、一緒にいると楽しいと感じた相手を夫は忘れづらいでしょう。結婚後に相性の良さを感じることが難しくなると、過去の女性との関係が恋しくなることが多いです。
あっさり別れた
あっさりと別れた過去の女性にも、未練が残ることがあります。特に、別れが納得できるものでなかったり、後悔や未解決の感情が残ったりすると、夫はその気持ちを抱え続けているでしょう。このような別れ方が、夫にとって心に引っかかる存在として残り、その女性を忘れられない原因となることがあります。
過去の女性と別れたときの既婚男性の心理
過去の女性と別れたとき、既婚男性は次のような心理状態にあります。
- 別れた寂しさを感じる
- 思い出を美化しようとする
- 嫉妬心がわく
別れた寂しさを感じる
男性は、過去の女性との別れた際に強い寂しさを感じることがあります。この寂しさが、過去の女性を再び思い出すきっかけとなるケースも考えられます。
特に、長期間付き合った相手との別れは感情的に大きなダメージを与えることがあり、心の中でその女性を思い続ける原因となります。このような寂しさが、夫の中で解消できない感情を生んでいる場合があるでしょう。
思い出を美化しようとする
過去の女性と別れたあと、男性はその関係を美化しがちです。特に別れた後に時間が経つにつれて、悪い思い出は薄れ、良い思い出だけが強調されることが多いでしょう。思い出を美化して理想化してしまうため、夫は過去の女性を忘れられなくなります。
嫉妬心がわく
過去の女性が他の男性と幸せにしていることを知ったり、他の男性と比較してしまうことで、嫉妬心が強くなることがあります。夫が過去の女性を引きずっている場合、この嫉妬心がその感情を再燃させるきっかけになりかねません。
既婚男性が過去の女性を思い出すきっかけ
既婚男性が過去の女性を思い出すきっかけは次のとおりです。
- 思い出の物に触れる
- 思い出の場所に行く
- 女性のSNSを目にする
思い出の物に触れる
夫が過去の女性との思い出の物に触れたとき、その女性への想いが再燃する場合があります。例えば、元カノからもらったプレゼントや一緒に行った旅行先の記念品などは、夫の記憶を呼び起こすでしょう。思い出の品に触れることで、夫の心の中で過去の感情が再び蘇ります。些細な物であっても、過去の女性との思い出が強く関連している場合は注意が必要です。
思い出の場所に行く
夫が過去の女性と一緒に訪れた場所に行くことも、思い出を呼び起こすきっかけとなります。過去に二人で何度も訪れたレストランやカフェ、旅行先などが夫の心を揺さぶるでしょう。その場所であったさまざま思い出が蘇り、当時の気持ちが再燃することがあります。
女性のSNSを目にする
現代では、SNSを通じて過去の女性と再び接触することもあります。偶然、元カノや初恋の女性のSNSを見かけることで、夫はその女性への感情が再び蘇ることがあるでしょう。SNSでその女性が幸せそうにしている様子を目にすると、嫉妬心や未練が強くなり、夫の中で過去の女性への気持ちが再燃することがあります。
過去の女性に執着する男性の特徴
過去の女性に執着する男性の特徴は次のとおりです。
- マイナス思考
- 恋愛経験が少ない
- 相手を独占したくなる
マイナス思考
過去の女性に執着する男性は、しばしばマイナス思考に陥りやすいです。現在の結婚生活や仕事に対して満足していない場合、過去の女性との関係が理想的だったと感じ、再びその時の感情を求めることがあるでしょう。マイナス思考が強くなると、過去に戻りたいという感情が強まるため、夫婦関係が悪化するリスクが高くなります。
恋愛経験が少ない
恋愛経験が少ない男性は、過去の女性との関係が初めて深く愛した相手であることが多いため、その感情を簡単に忘れることができません。初恋や初めて深い恋愛を経験した相手に対しては、強い思い入れが残りやすく、その感情が現在の結婚生活に影響を与えることがあります。
相手を独占したくなる
過去の女性に執着する男性は、しばしば相手を独占したいという欲求が強くなります。このような男性は、過去の女性が他の男性と幸せにしていることに対して強い嫉妬を感じ、その感情が再び心に火をつけるでしょう。
過去の女性に対して「自分だけのものであってほしい」という感情が強いため、他の男性と比較してしまうことが多いです。
過去の彼女を忘れられない夫を放置するリスク
過去の彼女を忘れられない夫を放置していると、次のようなリスクにつながりかねません。
- 浮気相手と再び関係を持つ
- 浮気相手にのめり込み離婚を切り出す
それぞれのリスクについて解説します。
浮気相手と再び関係を持つ
過去の彼女を忘れられない夫を放置していると、女性と再び関係を持ちかねません。夫が過去の女性を理想化し、再び関係を持ってしまうと、夫婦関係に亀裂が入ってしまうでしょう。
また、相手と関係を持ち始めると、浮気相手とのデートに浪費したりおしゃれに気を使いだしたりと出費がかさみ、経済的な被害につながる可能性があります。
浮気相手にのめり込み離婚を切り出す
夫が再び過去の女性と関係を持ち、その関係にのめり込んでしまった場合、離婚を切り出してくる可能性があります。
離婚を切り出されたとしても、一般的に浮気をした側の主張が認められることはありません。しかし、相手が浮気しているということ証明しなければなりません。
夫の気持ちを取り戻すためのポイント
夫の気持ちを取り戻すためには、次のようなポイントを押さえておきましょう。
- 女性らしさをアピールする
- 心を込めてコミュニケーションを取る
- ストレスを溜め込まない
- 甘え方を覚える
- 相手に強くあたらない
女性らしさをアピールする
夫の気持ちを取り戻すためには、女性らしさをアピールしましょう。自身の魅力を再認識させるために、ファッションやメイクを工夫したり、デートの時間を増やしたりすることが効果的です。女性らしさをアピールすることで夫が妻に対して新たな魅力を感じ、過去の女性のことを考える余裕がなくなる可能性があります。
心を込めてコミュニケーションを取る
夫婦間でのコミュニケーションが足りていないと、夫は過去の女性を理想化して想いを再燃しやすくなります。心を込めて日々の会話を大切にし、感謝の気持ちや愛情をしっかりと伝えることが重要です。お互いに気持ちを共有することで、夫が過去の女性に心を奪われる隙間をなくすことができます。
不満やストレスを極力排除する
夫が過去の女性に執着する背景には、結婚生活でのストレスや不満が影響している場合もあります。お互いにできるだけストレスを溜め込まず、リラックスした時間を夫婦で過ごすことが大切です。趣味や旅行を一緒に楽しむことで、夫婦の絆を深め、過去の女性の影を薄くすることができるでしょう。
甘え方を覚える
夫婦関係を改善するためには、夫に甘えることもポイントです。妻として甘え方を覚え、夫に頼ることで、夫は再び「自分が妻を支えている」という感覚を強く持つことができるでしょう。このような小さな甘えが夫婦関係を強化し、過去の女性の影響を減少させることにつながります。
相手に強くあたらない
夫の気持ちを取り戻すためには、相手に強くあたらないことが大切です。浮気をした夫、浮気心を抱いている夫に対して、つい強くあたりたくなるのは自然な感情です。しかし、強くあたればあたるだけ、夫の気持ちは離れていくでしょう。
夫の気持ちが戻らなかったときの対応
さまざまな方法で夫の気持ちを取り戻そうとしても上手くいかず、夫と過去の女性が再び出会い、浮気に発展してしまうこともあるでしょう。
このようなケースになった場合の対応としては、次の3つが挙げられます。
- 現状を維持する
- 夫婦関係が悪化しかねない
- 離婚を検討する
現状を維持する
たとえ夫の気持ちが戻らなくても、夫婦関係を壊したくない場合は、現状を維持するというのも対応のひとつです。現状維持であれば、夫婦で話し合う必要もないため、感情的にぶつかり合うリスクを回避できます。しかし、この方法は夫の浮気を知りながらも目を瞑るということです。妻側に少しでも夫への愛情が残っている場合、浮気を黙認しながらの夫婦生活は精神的な負担が大きいでしょう。
また、浮気を放置することで夫がどんどん浮気相手にのめり込んでしまう可能性もあります。
離婚を検討する
夫の気持ちが戻らなかったのであれば、離婚を検討してみましょう。感情的な決断は避け、冷静に将来を考えた上での最適な選択をすることが大切です。
夫の浮気によって離婚するのであれば、次のようなポイントを押さえておきましょう。
- 証拠の収集が必要
- 慰謝料を請求できる
- 親権を決めておく
- 財産分与を決めておく
- 離婚後の生活を想定しておく
証拠の収集が必要
離婚を検討する際、特に浮気が関与している場合、証拠の収集は非常に重要です。証拠がなければ、法的に浮気を立証することが難しく、慰謝料や有利な条件での離婚が難しくなります。証拠は不貞行為が分かる写真や動画などが該当します。
証拠は自力で収集できるものの、探偵を雇って証拠を収集することもひとつの方法です。証拠を集めることで、浮気を立証でき、慰謝料請求や離婚において有利な立場を築くことができます。
慰謝料を請求できる
浮気が原因で離婚を決意した場合、夫に対して慰謝料を請求できます。日本の民法では、配偶者の不貞行為により受けた精神的苦痛に対して慰謝料を請求する権利があるため、責任を問うことが可能です。（※1）浮気相手への慰謝料請求は、金銭的な補償だけでなく、精神的な負担を軽減するためにも有効です。浮気相手に請求する金額はケースバイケースで、相手の経済状況や浮気の内容に基づいて決まります。
慰謝料を請求できるのは夫だけではありません。浮気相手に対しても慰謝料を請求できます。浮気相手に慰謝料を請求するためには、浮気の証拠はもちろん、相手の詳細を把握しておかなければなりません。
親権を決めておく
離婚を進める際、子どもがいる場合は親権を決める必要があります。親権は、子どもの将来に大きな影響を与えるため、慎重に決定しましょう。
通常、母親が親権を持つケースが多いですが、父親が親権を持つ場合や、両者が共同親権を持つ場合もあります。親権を決定する際は、子どもの福祉が最優先されるため、どちらが子どもを適切に育てられるかが重要な判断基準となります。子どもと一緒に生活するほうが親権を得やすいとされていますが、家庭環境や育児能力も重要な要素となりえます。
財産分与を決めておく
離婚を進める際に重要なのが財産分与の決定です。財産分与とは、夫婦が共同で築いた財産を公平に分けることを指します。結婚生活中に得た財産は、原則として夫婦の共有財産と見なされ、離婚時に分けられます。これには、家や車、預金、退職金などが含まれます。分与の割合は一般的に均等ですが、場合によって状況に応じて分割が判断されるケースもあるでしょう。特に、夫婦の収入や貢献度、生活の中での役割を考慮に入れて調整されることがあるため、弁護士に相談しながら進めるとスムーズです。
離婚後の生活を想定しておく
離婚にあたっては、将来どのように生活していくのかを想定しておくことも大切です。
離婚後、夫の収入がなくなると、妻にとって生活が厳しくなることがあります。多くの妻が結婚や出産を契機に仕事を辞め、その後、家事や育児に専念してきたため、収入が大きく減少することが一般的です。そのため、離婚後は、独立して家計を支えるために十分な収入が欠かせません。アルバイトやパートで補助的な収入を得る場合もありますが、経済的な自立を目指して、フルタイムの仕事や再就職を考えることが重要になるでしょう。
夫が過去の女性を忘れられないのであれば証拠を集めておこう
既婚男性が過去に忘れられない女性の特徴として、妻とは違う魅力がある、一途に接してくれた、付き合いが長かったなどが挙げられます。既婚男性が過去の女性を思い出すきっかけは思い出の物に触れる、女性のSNSを目にするなどです。
夫が過去の女性を忘れられないのであれば、女性らしさをアピールする、相手に強くあたらないなどの方法で夫の気持ちを取り戻しましょう。夫の気持ちが戻らないのであれば、離婚に備えて証拠収集するのがおすすめです。探偵であれば法律に抵触せず、適切な方法で証拠を収集してくれます。
