不倫を同級生とするのは危険?ハマる理由と浮気を防ぐ対処法

昔好きだった人と同窓会で再会し、恋の炎が燃え上がる。一見ロマンチックに見える、同級生との運命的な恋ですが、それがもし不倫だとしたら、その出会いは運命などではなく、あなたの人生を奈落の底へと導く大きな落とし穴かもしれません。

今回は同級生との不倫はなぜはまってしまうのか?そして同級生との不倫にはどんなリスクがあるのか?またパートナーが同級生と不倫しないためにはどんな対策があるのか?を紹介していきます。

禁断の恋の味は、甘く離れがたいものかもしれません。

ただそんな甘い蜜の誘惑に負けて、一時の感情で自分の人生を壊してしまう前に、ぜひこの記事を読みどんなリスクがあるのか再確認してください。またパートナーが同窓会に出席するということで、心配な方は同級生と不倫させない方法を読み実践してみてください。

同級生との不倫は、始まりやすいって本当?

恋愛小説や漫画でも出会いの定番として知られる同級生との再会ですが、ロマンスが生まれやすいというのは事実なのでしょうか?

2018年に20代~60代の14,100人の男女に「性」について様々な調査を行っている「相模ゴム株式会社」の結果によると、「結婚相手以外で、性的な関係を持っている人と、どんなきっかけで出会いましたか?(引用:相模ゴム株式会社より)」という質問では、同じ学校という回答が全体の10.8%にもなり、20代では23.7%と様々な出会いがある中で最も多いという結果になりました。

この結果から、同じ学校といった共通点を持つことは、既婚や未婚に限らず、また年代も問わず男女の関係に発展しやすいということを読み解くことができます。

またこの他にも、日々の悩みが書き込まれる総合掲示板で、不倫について検索してみると2021年8月現在、

ヤフー知恵袋では

  • 「不倫」は350,920件
  • 「不倫 同級生」は3,354件

OKWEBでは

  • 「不倫」は10,000件
  • 「不倫 同級生」は585件

不倫の悩み全体を見ると、同級生との悩みは約1%ほどと少なく見えますが、不倫で調べている人の半数以上は不倫された側の相談が多いことを踏まえると、会社の同僚・上司、婚活アプリ、友人の紹介など、様々な出会いがある中で、不倫の数パーセントは確実に同級生との間に生まれているということを示す結果となっています。

同級生との間で不倫が起こりやすく、ハマりやすい理由とは?

どんな年代であっても、同級生といった同じ過去を持つ人とは恋に発展しやすいということが分かったところで、それではなぜ同級生との間で恋のロマンスが生まれやすくハマりやすいのでしょうか?

共通の話題が豊富だから

数年ぶりに合った同級生との仲が、急に接近し親密になってしまう一番の理由が、共通の過去を持つことにより生まれる話題の豊富さです。

「私たちが通ってた学校制服が新しくなったんだって!」

「友達のA君が、今度あそこにお店を出すらしいよ!」

「部活のA先輩とB子ついにゴールインしたんだって」

同級生だからこそ、現在の友達の近況をお互いに伝え合ったり、母校のことを語り合ったり、とても1日では語りつくせないほど、お互いに親近感の持てる会話を続けることができます。

こうした共通点に親近感が沸くのは「類似性の法則」と呼ばれ、共通点がある人は初対面でも心理的な距離が近づきやすい、ということが証明されています。

初対面でも共通点があるだけで親近感が沸き、好感度が上がりやすいということは、同じ過去を持ち話題が尽きない同級生とは、お互いに対してより良い感情を持つのはとても自然なことといえます。

出会いにドラマを感じてしまうから

夫婦で過ごすことが当たり前になり、毎日の生活に特に不満はないけれど、マンネリ感を感じている場合は、同級生との再会で恋に落ちるというシチュエーション事態に酔ってしまう人もいます。

何気なく行った同窓会で、初恋の人と再会し向こうからアプローチをかけられ胸がときめく、当時は何とも思っていなかったのに、カッコよく成長している姿を見ると、過去とのギャップでぐらりとしてしまう。

どちらの場合も恋愛小説やドラマの中の世界のようで、それを自分がリアルに体験しているということ自体に興奮を覚えてしまうのです。

このように出会い自体がドラマティックで、運命的なものを感じるからこそ、その後の展開がより一層燃え上がり、不倫にハマる一因なってしまうのです。

若いころの感覚を思い出してしまうから

大人になってからの恋愛では、結婚相手に求めるものは何か?結婚して子供が欲しいなら、どんなタイミングがいいか?など、お互いを好きという気持ちだけでなく、様々な感情を抱えつつお付き合いをして結婚に至るという人が少なくありません。

ですが同級生との恋は、大人の事情や駆け引きなしに、本人たちの気持ちを学生時代へタイムスリップさせ、手をつなぐだけでドキドキしたあの頃や、キスやハグをするだけで満たされていた時代を思い起こさせてくれます。

こういった現在感じることのできない、初々しい気持ちが病みつきになり、ダメとはわかっていながら同級生との秘密の恋をやめられない人が多いのです。

こうした理由を見ていくと、性格が現実的であるリアリストな人よりも、どこか夢見がちな部分があったり幼さが残る人の方が、同級生との不倫についてははまり易いといった見方をすることもできます。

不倫を同級生とするリスクとは?

同級生との恋は燃え上がりやすいこと、そしてお互いの過去を知っているからこそ安心感や、共通の話題が多く居心地がいいことが分かったところで、次は同級生との不倫だからこそのリスクについてみていきましょう。

友人を失う可能性

不倫を同級生で行う一番のリスクは、バレてしまった時に長い付き合いの友人たちを一気になくしてしまう点です。

同級生と不倫をするということは、友人たちにとっても面識のある人物と不道徳な行為を行うことになり、バレてしまった場合

「こんな子だとは思わなかった…正直失望した」

「こんなことをする人と今後付き合うことはできない」

と、距離を置かれてしまってもおかしくはありません。

またこうした反応が周りから返ってくることによって、恋に恋していた状況から目が覚め、不倫関係を終わらせたとしても、すでに周りからの評価がさがってしまい、友人や同級生たちとの関係修復は不可能になってしまう場合も考えられます。

学生時代に生まれた友人関係は、大人になってから得ようとして得られるものではありません。だからこそ今の関係が、家族だけでなくそういったものすべてを投げ出す価値があるのかを考える必要があります。

家族を巻き込む可能性

同級生との不倫で実は最も怖いのは、自分の家庭以外の家族を巻き込む可能性です。

同級生だからこそ、もし周りに不倫をしている事実がバレた場合、自分だけでなくその地域に住んでいる両親や親族が、近隣から白い目で見られてしまう可能性があります。

中には子供の不倫が原因で、その地方に住みづらくなり結果的に老齢になってから慣れ親しんだ地を離れる決断をせざるを得なくなるといったこともあります。

またこうした経緯から両親の仲が悪くなり離婚に繋がってしまったり、両親や兄弟から愛想をつかされ絶縁状態になるなど、通常の不倫よりも深い傷跡を残す可能性があるのです。

離婚後の生活により深刻な影響が出る可能性

同級生との不倫では、その後の展開次第で通常の不倫よりさらに深刻な影響を自分の人生に与える可能性があります。

同級生との不倫が離婚理由ということで、生活的基盤が不安定だとしても、実家からの援助を期待できなかったり、自分自身が近隣からの厳しい目に耐えられず、実家に身を寄せることもできないといった状態になる場合があります。

また同級生との不倫に限らず、不倫自体がパートナーにバレてしまった場合は慰謝料請求も考えられ、寄る辺のない状態で、経済的にも精神的にも追い詰められてしまうといったケースが少なくないのです。

不倫という行いは、自分の家庭を破壊する行為です。

ただその相手が同級生だと、自分以外の家庭やその後の自分の居場所を奪うといった、通常の不倫とは異なるリスクがあることを忘れてはいけません。

同級生との不倫を防ぐ方法とは?

妻や夫が同窓会に行きたいと言ったら、不安な気持ちになるけれど、大切な友人との再会を否定したくない。楽しんできてほしいけど、不安な気持ちをぬぐえない。

そんな時パートナーを不倫の誘惑から遠ざける方法はないのでしょうか?

不倫をしたらどうなるかを前もって話しておく

同級生に限らず、不倫を防ぐ一番の方法は「もし不倫をしたら、どんな結末が待っているか?」ということをお互いに話し合っておくことです。

もし不倫をしても、バレなければいいだろう。

この人は自分のことを好きだから、許してくれるだろう。

子どもがいるんだから、別れる決断はできないだろう。

このように「もし不倫してばれても、何とかなるだろう」と思われていると、不倫をするチャンスが巡ってきた時に気持ちにブレーキがかかりにくく、結果的に関係が発展してしまうといったことになりかねません。

しかし事前に「不倫をしたら即離婚」「養育権は渡さない」「慰謝料など制裁はとことんやる」など、ある程度厳しい姿勢を見せておけば、不倫をするギリギリのところで思いとどまるきっかけにはなります。

帰宅時間を決めておく

久しぶりに懐かしい友人と会うのだから、羽目を外したくなるのは当然ですが、「心配になるから何時ごろ帰ってくるかだけ決めとこう」「遅くなるようだったら迎えに行くから連絡してね」といったように、強めに縛り付けるのではなく、相手のことを心配しているといった形で帰宅時間や送迎の約束を取り付けてみましょう。

同級生との不倫の始まりの多くは、久しぶりの再会で高揚する気持ちと、程よく入ったアルコールで、その日のうちに関係を持ってしまうといったことも多く、帰宅時間や送迎の約束を取り付けるだけでも、不倫予防に繋がります。

また送迎を行うことで、不倫相手に自分の存在をわからせることにも繋がるため、不倫を心配しているのではなく、パートナーの心配をしているという気持ちを前面に押し出しつつ提案してみましょう。

何があったのか詳しく聞いてみる

同窓会にパートナーが行った場合、どんな同窓会だったのかをぜひ本人に語ってもらいましょう。

「どんなメンバーが集まったのか?」「どんな話題で盛り上がったのか?」「友人の近況はどうだったのか?」あなた自身の同級生ではないため、話題に入りにくいかもしれませんが、そこはパートナーの不倫の芽を摘むためと考えしっかり話を聞いておきます。

相手が話しやすいように、晩酌の時や夜ゆっくり話ができる時間を持てる時などがベストです。

実際に同窓会がどのように進んでいったのか?どんなメンバーが集まったのか?些細な情報を知るだけでも、今後不安なことがあった時に、調査を行う足がかりになったり、またブレーキをかけるために情報を使うこともできます。

この他にも日ごろから実践できる、夫婦円満でいる秘訣もぜひ参考にしてください。

まとめ

昔好きだった人と、成長して再び恋が燃え上がった。昔は何とも思っていなかったのに、再会して綺麗に成長していてついときめいてしまった…。

こうして言葉にすると、どれもドラマティックで素敵な恋の始まりに見えますが、同級生との不倫は燃え上がる気持ちの分だけ、多くの人を不幸に巻き込む「禁断の恋」です。

共通の友人が多いからこそ、関係がバレた時の被害はお互いに甚大で、友人だけでなく最悪の場合、親や兄弟まで巻き込むことになることをしっかりと理解しておきましょう。

ほんの少しの快楽やスリルのために、自分の家庭を捨てる覚悟はあるのか?自分の大切な友人たちを裏切る覚悟はあるのか?ここまで育ててくれた両親を悲しませる覚悟はあるのか?

もし燃え上がる恋に身を任せたくなったら、その火に飛び込んでしまう前に、今一度自分に問いかけてみてください。