浮気調査を自分でする方法とは?メリット・デメリットを紹介

浮気調査を自分でする方法とは?メリット・デメリットやリスクを紹介

「出張や休日出勤が急に増えた」
「スマホを手放さず、画面を見られるのを嫌がる」

大切な人にこうした変化が見られた場合、誰でも「もしかしたら、浮気をしているのではないか?」と考えてしまうものです。

この記事では、自分で浮気調査を行う具体的な方法や、自力で浮気の証拠を手に入れるメリット・デメリットついて、詳しく解説します。

浮気の事実を少しでも早く知るために、自分で行う浮気調査は合理的に見えます。しかし、さまざまなリスクや問題点もあるため注意が必要です。
具体的な方法だけでなく、リスクや自分のケースを見比べて適切な方法を選んでいきましょう。

この記事を読んでわかること
  • 自分で浮気調査を行う具体的な方法
  • 自分で浮気調査をするメリット
  • デメリット・注意点(違法性)・リスクについて

自分で浮気調査をする方法14選

自分で浮気調査を行う方法としては、次のようなものがあります。それぞれ詳しく説明します。

また、以下の記事ではさまざまな浮気調査グッズを詳しく紹介しています。具体的な費用なども知りたい場合は読んでみてください。

参考:役にたった浮気調査グッズ9選!知っておきたい選び方と注意点

パソコンを調べる

パソコンを調べる

スマホはロックがかかっていたり、常に持ち歩いているためチェックすることが難しいといった場合は、パソコンから浮気調査をする方法もあります。

メールソフトを調べる

浮気相手との連絡手段として、手軽なLINEではなくメールソフトを利用している場合があります。GmailやYahoo!mailなどのフリーメールでは、ネット環境・ID・パスワードがあれば、スマホに証拠を残すことなく浮気相手とやり取りできます。

共有のPCがある場合は、使っているフリーメールに怪しい点がないかをチェックしていきましょう。

例えば頻繁に連絡を取っている相手がいれば、相手のアドレスをメモしたり過去のやり取りについて怪しい点がないかを探ってみましょう。

ブックマークを調べる

ブックマークにどんなサイトを登録しているかを見ておきましょう。

例えば、自分とは行ったことのない観光地やホテルについて調べている形跡があったり、自分の知らないSNSアカウントを登録していたりする場合は詳細をチェックしておきましょう。

閲覧履歴を調べる

ブックマークには残していなくても、閲覧履歴を確認することでどんなサイトに興味を持っているかがわかります。

浮気調査に役立つこともあるため、忘れずにチェックしておきましょう。

Googleであれば、右上の縦3つの点を押し、「履歴」を押すことで過去の閲覧履歴を確かめることができます。Googlechromeの場合、履歴の保存期間は90日です。

相手に気になる様子があり、検索履歴を確認したい場合は早めに行動しましょう。

閲覧履歴は簡単に削除可能です。そのため、相手に怪しい点があっても検索履歴がほとんど残っていない場合は、こまめに削除しているか、シークレットウィンドウやゲストウィンドウを利用している可能性があります。

出会い系サイトの登録を調べる

現在浮気の出会いの場所として、出会い系サイトで相手を探している人もいます。このため怪しいサイトに登録していないか?という点も、スマホ・PCの両方でチェックしておきましょう。

基本的に出会い系に登録していないかを確認するには、以下の2点をチェックしていきます。

  • スマホのホーム画面に怪しいアプリはないか?
  • ウェブ検索履歴に、主要な出会い系サイトを検索した様子やログインした形跡はないか?

具体的に浮気に使われるアプリは、一般的なマッチングアプリでは

  • ペアーズ
  • with
  • タップル
  • omiai

などがあります。ただ実際には、婚活をしている人がメインのマッチングアプリでは既婚者の登録は禁止されているため、こうしたアプリの利用の形跡がある場合は、相手に対して独身などと嘘をついている可能性もあります。

またこうした利用者が多いマッチングアプリ以外にも、「既婚者クラブ」「セパ」「アフタヌーン」といったアプリは、既婚者であることが前提のマッチングアプリで、セカンドパートナーや友人を探すといった名目で利用者を伸ばしています。それぞれのアプリのアイコンなどを覚えておくと、通知などが来た際にも役立つため、一度そうしたアプリを利用した形跡がないかを確認しておきましょう。

また出会い系サイトを使った浮気について、詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみましょう。

旦那が出会い系アプリ(マッチングアプリ)で浮気?利用する心理と辞めさせる3つの方法

GPSを使用する

GPSを利用し浮気の調査を行う方法もあります。

GPSには行動履歴の記録に役立つロガー型と、リアルタイムの行動履歴を把握できるリアルタイム型の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

リアルタイム型GPS

リアルタイムの位置情報を把握できるため、「今まさに浮気をしている」という現場を押さえるのに有効なGPSです。

ただリアルタイムでの位置情報を知るためには、電波を飛ばす必要があるため、機種購入代金と合わせて通信会社と契約する必要があり、ロガー型に比べて導入金額が高くなります。

ロガー型GPS

「今どこにいるか?」といった浮気の決定的な証拠をつかむのではなく、どんな怪しい行動をとっているのか?といった行動履歴を収集する目的で使用します。

取り付けた機器に直接情報を書き込むため、導入が機種代金だけで済み比較的安価で導入できるGPSです。

ただどちらのGPSも、これだけでは浮気の証拠としては弱いため、決定的な証拠を掴むための、補助道具として考えておきましょう。

カーナビ・ドライブレコーダーを確認する

カーナビ・ドライブレコーダーを確認する

カーナビやドライブレコーダーに浮気の証拠が残っていないかを確かめましょう。

カーナビを調べる

カーナビには「目的地履歴」「走行履歴」「行動軌跡」といった機能が備わっており、最近通ったルートや行った場所を知ることができます。

浮気調査でカーナビを使う場合は、目的地履歴にラブホテルやデートスポットを入力していないか?仕事帰りに特定の場所に立ち寄っていないか?仕事だと言っていた日に別の場所にいないか?などを調べましょう。

ドライブレコーダーを調べる

ドライブレコーダーを使って浮気調査を行う方法もあります。

ドライブレコーダーで浮気調査を行う際は、車内撮影や音声が記録できる機能を利用します。ドライブレコーダーの多くは録画した映像を、SDカードに保存しているため浮気調査に用いる際はSDカードを大容量のものにしておく、GPS機能や車内が録画できるものに変更するとより効果的な浮気調査が行えます。

電話の着信履歴を確認する

電話帳の発着信の履歴から浮気調査を行ってみましょう。発着信の履歴から浮気調査をする場合は、

  • 昼休みや仕事後に頻繁に連絡を取っている人物はいないか?
  • 急な仕事や用事だと言って出かけた前後に、よく連絡を取っている人物はいないか?

といった点をチェックしてみましょう。

特定の人物とよく連絡を取っている場合は、相手の名前、電話番号、日時を自分のスマホで写真に残したり、メモとして記録に残しておきます。

ただ登録名は会社名や偽名を使っている場合もあるので、昼休み中・退社後といった、浮気相手と連絡を取りやすい時間帯に頻繁に連絡があるなら、登録名に惑わされることなく記録を残しておきましょう。

電話ではなくLINE通話を使っている場合は、やり取りの内容を消していたとしても、よく連絡を取る人がトーク上部に表示されるため、やり取りした形跡がないのに、トーク上部やピン止めされている人物がいないか合わせてチェックしておきましょう。

SNSを調べる

現在はLINEやメールといった方法以外に、本人たちしか知らないInstagramやTwitter、FacebookといったSNSアカウントを使って浮気相手と連絡を取る方法もあります。

SNSのアカウントを調べる際のチェックポイントは

  • 自分の知らないSNSのアカウントはないか?
  • SNSのアカウント内のDMで不審なやり取りはないか?
  • 投稿内容に浮気を裏付けるものはないか?
  • 「いいね」や「リプ」が頻繁な人がいないか?

といった点を重点的に調べていきましょう。

SNSのアカウントを確認するには、IDとパスワードが必要だったり、承認された人しか閲覧できない鍵アカウントにしている場合も多く、クローズドになっている安心感から、DMで直接的な表現を使っていたり、浮気相手との交際の様子を投稿しているケースも少なくありません。

このためアカウント同士の直接的なやり取りだけでなく、投稿内容についても確認しておきましょう。

また自分も知っているSNSのアカウントだけで、特に怪しいアカウントが見つからなかった場合は、夫や妻のアカウントに頻繁に「いいね」や「リプ」といった、積極的な反応をしている人がいないかも確認しておきましょう。

財布の中身を調べる

財布の中身を調べるのも、浮気調査として効果を発揮する方法です。

具体的には、以下の5つの項目を頭に入れ財布の中身をチェックしてみてください。

  • 飲食店や買い物のレシート
  • ラブホテルやシティホテルの会員証や割引券
  • Suicaなどの交通系ICカード
  • 夜のお店の名刺
  • 入っているお金の金額

飲食店や買い物のレシートを調べる

飲食店や普段使わない店でのレシートがないかを確認しましょう。

自分とは行ったことがない高級な飲食店のレシートや女性ブランドのレシートが入っていた場合は、その場でレシートをカメラで撮り証拠保全しておきましょう。

ラブホテルやシティホテルの会員証や割引券を調べる

ラブホテルやシティホテルの会員証や割引券が入っていないかをチェックしましょう。

多くのホテルでは、利用者を呼び込むために様々な会員限定の割引券や、会員証を提示した人へのサービスを行っています。

定期的にラブホテルなどを利用する場合、割引券や会員証を隠したり捨てることを忘れている場合があるため、見覚えのない店舗のものはチェックしておきましょう。

Suicaなどの交通系ICカードを調べる

Suicaなどの交通系ICカードを使って、「行動履歴」を調べることで浮気調査に役立てましょう。

Suicaといった通勤に利用する交通系ICカードでは、非接触式ICカード技術のFelica対応のスマホで「iTrain Reader」などの無料のICカードリーダーアプリを使えば、「頻繁にホテル街近辺の駅で降車記録がある」「休日に仕事といって出勤したが、職場の駅で降りていない」といった、パートナーの行動履歴の矛盾を把握することができます。

夜のお店の名刺がないか調べる

財布の中に夜のお店の名刺がないかを確認しておきましょう。

夜のお店では、お客さんと連絡を取り来店してもらうため、多くのキャストがお客さんに店名・源氏名・連絡先を記載した名刺を渡しています。

実際に連絡を取り合っているかは名刺だけでは判断できませんが、こうした名刺が入っていることは夜のお店に来店していたという一つの根拠になります。

入っているお金の金額を確認する

財布に入っているお金の金額を確認し、多すぎたり少なすぎたりしないかをチェックしておきましょう。

例えば普段お小遣い制で管理している場合、相手の懐事情はある程度推測ができます。

その上で財布の中に大金が入っている場合は、借金をしてお金を作っていないか?お金の出所はどこなのか?を考える必要があります。

また逆に少なすぎる場合は、何にお金をつぎ込んでいるのか?を確かめなくてはいけません。

クレジットカードの明細を調べる

クレジットカードの明細から浮気を確かめる方法もあります。明細を手に入れることができた場合は、以下の3つの点をチェックしてみましょう。

  • 高額な飲食費がないか?
  • 不自然な日時の出費はないか?
  • 「○○株式会社」「○○商事」など内容がわからない品目はないか?

居酒屋やレストランといった外食は、浮気とセットで行われることが多く、自分が把握していない高額な飲食店やお酒類を提供している飲食店の明細があった場合は、利用日時、金額、店名を控えておきましょう。

浮気をすると相手の誕生日や記念日といった、プレゼントを買う機会も増えるため、不自然な日時に衣料品やバック、アクセサリーなどの購入履歴がある場合は合わせて押さえておきましょう。

最後にラブホテルといった宿泊施設は、多くの場合利用者に配慮して「○○観光」「○○商事」「○○レジャーサービス」と一見するとサービス内容がわからないように工夫されています。

このため明細を見ただけでは支払い内容がわからない品目も、利用日時・金額・店名を書き出しておき、後でネットで具体的な営業内容を調べておきましょう。

ただいくら夫婦でも、相手の郵便物を無断で開封するのは違法なため、すでに封を切った明細や、ファミリーカードに変更し名義を自分にするといった方法で、合法的に明細を確認できないかを検討してみましょう。

衣服や鞄のポケットを調べる

違法性が低く、比較的簡単に実行できる浮気調査方法です。仕事着や普段着のポケット、また通勤鞄やプライベートで使っている鞄の中身をチェックしてみましょう。

  • 自分に心当たりがない避妊具・精力剤がないか?
  • キーケースに見知らぬ鍵はないか?
  • ホテルや飲食店のレシートがないか?
  • 衣服や鞄に香水や化粧品などの香りがないか?

自分に心当たりがないコンドームや精力剤、また自分が把握していない鍵などが見つかった場合は、浮気の可能性が高まります。

また調査対象が男性の場合は、普段からレシートなどをあまり財布に入れない性格だと、浮気の際にいったホテルや飲食店のレシートが、鞄やポケットに無造作に入れられていることもあります。

他にも衣服に同じような香水や化粧品の匂いがしないか?といった点も確認しておくと、証拠にはなりませんが浮気の疑いを深めることに繋がります。

手帳・スケジュール帳を調べる

手帳やカレンダーからでも浮気調査を行うことができます。手帳を見た際には以下のことを確認してみましょう。

  • 何度も出てくるイニシャルや苗字はないか?
  • 休日出勤、残業の日に、何度も会っている人物はいないか?
  • 外食や残業などが依然と比べて増えていないか?

浮気を行っている場合でも、わざわざ浮気用のスケジュール帳を持ち歩く人はほとんどいないため、普段から手帳を使ってスケジュール管理をしている人なら、浮気相手との予定も、仕事用の手帳に何らかの形で書き込まれていることがあります。

この時浮気相手の名前を手帳に直接書くことは少なく、多くの場合苗字やイニシャルといった本人だけにわかる形で書き込まれています。

そのため同じようなイニシャルや苗字の人と頻繁に予定が入っている、知らない飲食店の予約を入れているといった点を確認していきましょう。

また自分に残業や休日出勤と告げていた日に、予定を入れていた人物がいる場合は、合わせて日時、名前をスマホの写真やメモで残しておきましょう。もし事前に怪しい日時が把握できた場合は、その日に合わせて他の浮気調査方法が試せないか検討してみてください。

車の走行履歴を確認

車にカーナビがついている場合は、走行履歴を見ることで浮気調査を行うこともできます。

カーナビには「走行履歴」や「走行軌跡」といった、最近走ったルートを記憶しておく機能が備わっており

  • 帰宅前に立ち寄っている場所はないか?
  • 目的地の履歴に、怪しい立ち寄り場所はないか?

といった点を確認していきましょう。

浮気相手との密会は、仕事後に行う人が多いため、履歴を確認する際に帰宅前によく立ち寄っているところがないか確認してみましょう。

また目的地履歴にラブホテルなどの直接的な履歴がなくても、自分に見覚えのないレストランやレジャー施設といったものが設定されている場合は、浮気を疑う一つの状況証拠としてみてもいいかもしれません。

走行履歴は目的地履歴に比べ、見逃されがちなため証拠として残っている場合が多いのですが、初期設定では30キロごとなど一定の距離で上書きされる仕様になっていることが多いため、怪しい履歴がある場合は、自分のスマホに走行履歴の動画を残しておくなど証拠のバックアップをしておきましょう。

車内を調べる

カーナビの走行履歴や目的地履歴だけでなく、車内を調べることで浮気調査を行う方法もあります。車内を確認する際は、以下の部分を念入りにチェックしていきましょう。

  • ダッシュボードやサイドポケット
  • 助手席や後部座席のシートの位置
  • ゴミ箱の中や灰皿の中
  • 消臭剤の有無
  • シートの隙間や足元
  • トランクや普段車に積んだままの荷物

運転中はハンドルから手を離せないため、ダッシュボードやサイドポケットは証拠が残りやすい場所です。

普段は使わないエリアの給油レシートや、財布には入れにくい浮気相手と行ったホテルのレシートや食事の領収書などが残っていることがあります。他にも見知らぬ消臭剤やウェットティッシュ、といった車内清掃に使われる道具が急に増えていないかといった点も見ていきましょう。

また誰も乗せていないはずなのに、助手席や後部座席のシートの位置が変わっている場合は、あなたが知らない誰かが車に乗った可能性が高まります。他にもゴミ箱や灰皿、シートの隙間や足元に、身に覚えのないものがないか確認していきましょう。中には浮気相手がわざと、アクセサリーや化粧品を残していくといったケースもあります。

ただ車内で証拠を集める場合は、相手に浮気の証拠を探していたことを悟られないためにも「現状復帰」させることを忘れないようにしておきましょう。

ボイスレコーダーを仕掛ける

自宅の寝室、車の中にボイスレコーダーを仕込んで行う浮気調査です。

録音に使うボイスレコーダーを準備する場合は、

  • 見つかりにくくするために小型を選ぶ
  • 録音時間が自宅なら10時間以上、車内なら20時間以上のものを選ぶ
  • 音がクリアに録音できるものを選ぶ

設置する場所は、自宅や寝室、また車での移動が多い場合は車内に設置してみてください。

音声の場合は、写真や動画とはことなり、不貞行為中の録音でない限り、浮気の決定的な証拠とはなりません。このためもし浮気の決定的な証拠が欲しい場合は他の調査と合わせておこなうとよいでしょう。

自分で尾行する

自分で尾行する

素人では相手にバレてしまうリスクが高い調査方法です。自分でパートナーを尾行し、ホテルに入っていく写真や動画を入手できれば浮気の決定的な証拠となります。

ただ尾行というのは、相手が電車に乗ってしまった、人ごみの中に消えてしまった、逆に人通りがない場所を歩いていて見つかってしまったなど、ある程度熟練の技術がなければ、見失ってしまうか、逆に見つかってしまうリスクが高まってしまいます。

もしそれでも自分で尾行し、証拠を確保したいと考える場合は

  • 自然にふるまう
  • いつもとは雰囲気を変えた服装にする
  • 帽子・リバーシブルの上着など印象を変える小道具を用意する
  • 相手の素振りに変化があったら即中断する

といった点に気を付け、慎重に行ってください。

常に尾行相手を見続けるのではなく、周りに溶け込むように意識しつつ、パートナーに自分だとばれないようにいつもとは違った雰囲気のスタイルにしておきましょう。

また尾行が長引いたり、相手にこちらを見られた場合に備えて、すぐに服装を変えられるリバーシブルの上着や帽子といった小道具を準備しておくといいでしょう。

ただ尾行において一番の問題は相手にバレて、警戒心を強められてしまうことなので、もし少しでも相手に違和感を持たれたと思った場合は即尾行を中止する決断力も必要です。

自分で浮気調査をするメリット

自分で浮気調査を行う方法を知った次は、自分で浮気調査を行うメリットについて考えてみましょう。

安価な金額で調査できる

自分で浮気調査を行う最も大きなメリットは、金銭的な負担が少ない点です。

浮気調査を探偵事務所に依頼する場合の相場は、10万円~150万円ほどとなりかなりの費用がかかります。

その反面自分で調査を行う場合は、ほとんど料金がかからなかったり、録音機器やGPS機器を使う場合でも数万円程度の出費で浮気調査が行えます。

すぐに調査を開始でき

メリット②:すぐに調査を開始できる

自分で浮気調査を行うもう一つのメリットは、プロに依頼する場合に比べてすぐに調査を開始できるという点です。

「浮気をされているかも…」と感じた場合、多くの人が一刻も早く事実を知りたいと感じるものです。探偵事務所に依頼した場合は、探偵事務所側の日時の都合や調査期間がありすぐに浮気をしているかを確かめることは困難です。

思い立ったその日に調査を開始でき、調査方法によっては早く結果がわかる点が自分で浮気調査を行うメリットになります。

自分以外に浮気を知られることがない

浮気調査を自分で行う最後のメリットは、自分で浮気調査を行うことで自分以外の人物に浮気されているかもしれないことを知られないという点があります。

浮気をされるということは、心理的に大きなダメージを負う行為です。浮気されている事実を知ったとしても、パートナーに浮気をやめさせ再構築をしたいと考えている場合は、自分以外の誰にも浮気をされていることを知らせたくないというケースもあります。

自分で浮気調査する際のデメリット

浮気調査を自分で行うデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

決定的証拠を抑えることが難しい

自分で浮気調査を行う大きなデメリットは、裁判や調停で使える証拠を入手するのは非常に難しいという点です。

裁判や調停で使える証拠は、「浮気相手との肉体関係があった」ことが証明できるものが必要です。具体的には、

  • 肉体関係がわかるLINEやメール
  • 肉体関係がわかる写真や動画
  • 肉体関係がわかるラブホテルなどの出入り

が有用な証拠となります。しかし自分で浮気調査を行う場合、こうした裁判でも使える証拠を素人が押さえるのはかなり困難です。浮気しているかどうかだけであれば、自分で行う調査でも問題ありませんが、離婚や慰謝料請求を考えている場合は自分の力だけで本当に証拠を抑えられるかを考えておきましょう。

違法調査になるリスクがある

自分で浮気調査する際のリスクについて

浮気調査を自分で行う2つ目のデメリットは、調査方法によっては違法調査になってしまう可能性がある点です。例えばパートナーのスマホに勝手に浮気調査アプリを入れることは「不正指令電磁的記録供用罪」に抵触する可能性が、パートナーのLINEを勝手に開いたり、トーク履歴を転送するのは「不正アクセス禁止法違反罪」に抵触する可能性があります。

浮気調査を自分で行う場合、その行為が違法となり場合によっては懲役や罰金などを科せられる可能性があることを認識しておいてください。違法になる調査方法は以下の通りです。

不正アクセス禁止法違反

不正アクセス禁止法は、2000年に施行された法律で、不正アクセスやサイバー攻撃などの事件が多く発生した時代背景から出来た法律です。
自分で浮気調査をする場合、不正アクセス禁止法にふれる行為として考えられる例は以下の通りです。

  • LINEのメッセージをダウンロードする
  • facebookのIDを利用しアクセスする
  • パソコンでメールの履歴確認する

必ずしも違法となるわけではありませんが、場合によっては違法となる可能性が考えられますので注意が必要です。

住居侵入罪

住居侵入罪(不法侵入)は、分かりやすく説明すると「正当な理由がなく、人の住居に侵入すること」をいいます。ストーカー行為や盗撮などは、住居侵入罪で逮捕されるケースが多いです。
浮気調査を自分でする場合、この住居侵入罪として考えられる行為は以下の通りです。

  • 交際相手の家に無断で入る
  • 別居中に無断で自宅に入る

相手の意思に反する立ち入りをした場合、住居侵入罪となる可能性がありますので注意が必要です。

プライバシーの侵害

プライバシーの侵害については、メールやネット掲示板などインターネットのトラブルで目にすることがあります。
プライバシーの侵害というのは、明確な定義が定められているものではなく、簡単に説明すると「公開されていない私生活上の事実または事実と受け取られる情報を第三者に公開されること」をいいます。

自分で浮気調査をする場合、以下の行為はプライバシーの侵害となる場合がありますので注意してください。

  • 相手のスマホのロックを解除し勝手に見る
  • GPSを個人の衣服やカバンに仕掛ける
  • 浮気相手と思われる人物にGPSを設置する

ストーカー規制法違反

ストーカー行為による行政措置は年々増加しており、令和3年に発表されたストーカー事案への対応状況は、過去10年間は年間2万件の相談件数とストーカー規制法が施行されてから10倍の件数となっています。

参考:令和2年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等への対応状況について

しかし、自分のした行為がストーカー行為にあたるかお分かりでない方へ簡単に説明しますと、ストーカー行為は「8つのつきまとい行為を繰り返し行うこと」と定義されます。
8つのつきまとい行為は以下の通りです。

  • つきまとい、待ち伏せ、押し掛け、うろつき
  • 監視していると告げる行為
  • 面会、交際の要求
  • 乱暴な言動など
  • 無言電話、連続した電話、メール、FAXの送りつけ、SNSへの書き込み
  • 汚物などの送付
  • 名誉を傷つける行為
  • 性的羞恥心の侵害

自分で浮気調査をする場合、ストーカー行為と考えられる代表的な行為は「つきまとい、待ち伏せ、押し掛け、うろつき」です。

  • 恋人や配偶者を尾行する

ただし、ストーカー行為は相手との関係性が重要になってきて、既婚者の場合は関係性がハッキリしているのでストーカー行為とならないケースがあり、どちらかというと恋人関係に多くなります。
そのため、恋人の浮気調査を自分でやる場合は、ストーカー規制法違反にならないよう注意が必要です。

浮気調査をしたことがバレるリスクがある

自分で浮気調査を行う場合、違法調査のリスク以外に「浮気調査をしたことが相手にバレてしまうリスク」が考えられます。
このリスクについては、相手との信頼関係が壊れてしまう可能性が非常に高く、場合によっては完全に信頼関係が破錠してしまう恐れがあります。
また、弊社の事例になりますが浮気調査をしたことが相手にバレてから、浮気調査のご相談をいただくことがあります。
その場合、調査をすることは可能なのですが、相手は高い確率で警戒を強めるため、現役の探偵でも浮気をしている証拠を掴むことが難しくなり、場合によっては調査を中断しなくてはいけない状況になることもございます。
このようなことから、もしご自身で浮気調査をするのであれば、相手にバレてしまうということが絶対ないよう注意しながら行動しなければなりません。

心理的負荷が大きい

デメリット③:心理的負荷が大きい

最後に自分で浮気調査を行う際に考えておきたいのが、想像よりも自分で行う調査は心理的なストレスが大きくかかるという点です。

プロに依頼した場合でも、調査結果を見てしまうと大きな失望感や喪失感を感じる人が多い中、自分で浮気調査を行う場合は、実際の浮気現場や相手とのやり取りを目にすることになります。

事実だけでも多くの人が傷つく事を、実際に目の前で裏切り行為を見てしまう事は思っている以上に心理的に大きなダメージがかかります。

探偵に浮気調査をお願いしたほうが良い

浮気調査を自分で行うことは可能ですが、場合によっては探偵事務所に依頼したほうが良い場合もあります。では、どのような場合に探偵に調査をお願いしたほうが良いのか?ということで、以下に当てはまる人は、探偵事務所に相談することをご検討いただいたほうが良いかもしれません。

  • 離婚・慰謝料請求を考えている場合
  • 自分でリスクを負えない場合

離婚・慰謝料請求を考えている場合

もし夫や妻が浮気をしていた場合、離婚や慰謝料請求をする可能性が考えられるのであれば、浮気調査は探偵へ依頼することをオススメします。

なぜなら、良い条件で離婚をするために調停で協議する場合や、パートナーや不倫相手に高い金額で慰謝料請求をする場合には、不貞行為(肉体関係を直接証明できるもの)の証拠が必要となります。

調停で裁判官に認めてもらうためにも、浮気相手に「故意・過失」があり、そして不貞行為があったことを立証できる証拠を用意しなければなりません。

探偵事務所に浮気調査を依頼することで、不貞行為を立証できる証拠が記載されてある調査報告書を作成してもらえます。

その調査報告書をもとに、弁護士が交渉を有利に進めてもらえるため、離婚や慰謝料請求をお考えの場合は、探偵事務所に相談することをオススメします。

自分でリスクを負えない場合

また、自分で浮気調査をする際に考えられるリスクを負えない場合は、おなじく探偵事務所に相談されたほうが良いかもしれません。

浮気調査を自分で行うことは出来るものの、自分で調べるリスクから逃れることは出来ません。具体的な調査方法を紹介した後に、自分で浮気調査をするリスクについてご紹介しますが、それらのリスクや責任を負うことが難しいと判断した場合は、自分で浮気調査をすることをやめて、探偵事務所に相談してみることをオススメします。

まとめ

これまでに『自分で浮気調査をする方法』『自分で浮気調査を行うメリット・デメリット』『自分で浮気調査をするリスク』を詳しくご紹介してきました。

実際に法律に触れずに自分で調査をする場合、自分で調べられることは、かなり限られてしまうことがお分かりになるかと思います。

私たち探偵の浮気調査は、主に尾行や聞き込みなどといった調査をして、裁判でも使えるような不貞の証拠を掴んでいきます。

これらのことから、あなた自身が浮気調査をした後、どのようにしていきたいか?によって対応方法が変わってきます。ただ「浮気の事実を確認したい」というだけであれば、確かに自分で行う浮気調査だけでいいケースもあります。

しかし確実な浮気の証拠や慰謝料請求・夫婦関係の回復をお望みでしたら、調査以外にもアドバイスしてくれる探偵事務所へご相談されることをご検討ください。

さくら幸子探偵事務所では、調査に関するご質問やお見積りは何度でも無料です。専門カウンセラーが対応いたしますので、浮気問題でお悩みでしたら、決して一人で悩まずご相談ください。

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